はじめに

国際学部に所属している、もしくは目指している皆さんは国際学部の就職事情についてご存知でしょうか。

国際学部となると海外の企業やグローバル化が進んでいる企業への就職希望が少なくありません。

しかし考えとしては漠然としており、具体的な業界や職種が浮かばない人もいるのです。

そこで本記事では、国際学部の就職事情として人気の就職先や業界・職種、資格などについて紹介していきます。

国際学部生の就職に関する現状

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こちらでは就職に関する現状について紹介していきます。

語学力が多くの企業で求められるようになってきた

語学力が多くの企業で求められるようになってきたことは国際学部生の就職に関する現状の1つです。

特に昨今では企業のグローバル化が進んでおり、海外の顧客や企業とのやり取りが積極的に行われています。

この背景から語学力を活かす場面が多くなり、語学力があることは就職において大きなアドバンテージになるでしょう。

また、企業によっては海外出張などで成果を上げることで社内でのキャリアアップをしやすくなる場合もあります。

語学を活かしたい場合はその企業がグローバル展開などをしているか確認してみてください。

英語力+αが求められる

英語力+αの力が求められていることも現状の1つです。

上記で紹介した通り、昨今多くの企業がグローバル化している関係で語学力が求められているため他の学部生も英語ができる人が増えています。

この状況下において英語力だけで差別化を図ることが難しくなってきていることも現状でしょう。

+αになるものの例としては、英語を使った交渉力や海外の顧客へプレゼンするための資料作成能力などと多々あります。

国際学部生が就活するうえで大切なポイント

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こちらでは国際学部生が就活するうえで大切なポイントについて紹介していきます。

留学制度などを活用して経験を積むこと

留学制度などを活用して経験を積むことは大切なポイントの1つです。

国際学部は学部として留学を推奨している場合があり、支援なども多くされています。

また、留学経験はとても大きな実績の1つとして就活時にアピールすることも可能でしょう。

特に留学で海外の人と英語で会話してきた経験は、その後の社会人生活でも活きてきます。

学部で座学として学んだものを実践できる場にもなるはずなので、もし機会があれば積極的に参加するようにしましょう。

実務経験を積むためにインターンに積極的に参加すること

実務経験を積むためにインターンに積極的に参加することは大切なポイントの1つです。

昨今の就職事情の1つとして学歴よりも実績を見られやすいというものがあります。

そのため、インターンに参加することは実績を示す方法としてとても有力なのです。

特に国際学部の場合は、外資や外国企業のインターン参加がおすすめでしょう。

英語を主言語としてインターンに参加したことはとても大きなアピールポイントになります。

本サイトではインターンについても複数記事を紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

インターンシップ

国際学部で取得支援されている資格は取得すること

国際学部で取得支援されている資格を取得することも大切なポイントの1つです。

資格はその人の実績を証明してくれるものであるため、昨今の実績や実力を見る就職事情において大きく役に立ちます。

また学部として取得支援されている場合、1から自分だけで取得を目指すよりも比較的に勉強も受験もしやすいです。

一定の単位取得で卒業時に資格がもらえる場合もあるため、大学で資格取得が支援されているものがないか調べてみましょう。

国際学部生に人気の業界

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こちらでは国際学部生に人気かつおすすめの業界について紹介していきます。

商社業界

商社業界は国際学部生に人気かつおすすめの業界の1つです。

商社業界は商品の売り手と買い手をつなげる仕事をしていますが、その際に国内外の業者とやり取りを行います。

商社の中でも特に総合商社の場合は他の業界に比べても海外出張がある可能性も高く、就活時に語学力が求められることが多いです。

海外出張などを経験できると出世にもつながる可能性があります。

語学力を活かして海外出張などを積極的に行いたい方にはぴったりの業界でしょう。

また、本サイトでは商社業界の業界研究記事を紹介しています。

もし商社業界に興味が湧きましたら、ぜひ参考にしてみてください。

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航空業界

航空業界も国際学部生に人気かつおすすめの業界の1つでしょう。

航空業界で働く際には、職種にはよるものの常に様々な言語に触れる可能性があります。

特に飛行機の機長や乗組員・CAは、海外の空港との連絡や海外客との接客で英語などの言語を使う頻度が高いです。

海外からの観光客も多いため、語学力を発揮できる業界と言えるでしょう。

航空業界の業界研究については以下の記事で紹介しています。

航空業界に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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金融業界

金融業界も国際学部生に人気かつおすすめの業界の1つです。

金融業界は安定したイメージから国際学部に限らず多くの学生に人気の業界となります。

金融業界も昨今グローバル化が進んでおり多言語を活用する機会が多くなっているため英語力の高さも求められているのです。

以下の記事では金融業界の業界研究を詳しく紹介しています。

金融業界が気になるという方はぜひ参考にしてみてください。

金融,業界

国際学部生に人気の職種

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こちらでは国際学部生に人気かつおすすめの職種について紹介していきます。

海外営業

海外営業は人気かつおすすめの職種の1つです。

海外営業は文字通り、海外へ営業に行く仕事であり言語力が必須の職種となります。

海外の企業や顧客とやり取りするため、英語力だけでなく交渉力も重要です。

海外出張も必然的に多くなるので、グローバルに活躍したいと考えている方に適しているでしょう。

国際機関職員

国際機関職員も人気かつおすすめの職種の1つです。

国際機関職員として働く場合、ほとんどが海外の勤務となります。

また、英語だけでなく様々な言語の人と関わる機会も多いので語学力も高く求められるでしょう。

グローバルな活躍だけでなく国際社会のために様々な貢献ができるため、やりがいも大きく語学力も存分に活かすことができます。

ホテルスタッフ

ホテルスタッフも人気かつおすすめの職種の1つです。

ホテルは国内外からお客さんが来るため、そのお客さんに合った国の文化や言語に合わせて接客しなくてはいけません。

そのような場面では、国際学部で学んだ語学力や海外の文化知識が役に立つでしょう。

学んできたことをそのまま仕事に活かしたいと思っている方にうってつけですね。

国際学部生に人気の就職先ランキング

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出所:文教大学、近畿大学、関西学院大学の国際学部の就職先割合を参考にシューブン編集部が作成

こちらでは国際学部生に人気の就職先ランキングについて紹介していきます。

1位:三菱商事(小売・卸売業)

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国際学部生に人気の就職先として小売・卸売業の「三菱商事」が挙げられます。

三菱商事は総合商社として多くの学生に人気で平均年収も約1,000万円と高い傾向です。

総合商社は海外の業者とのやり取りも多いため、海外出張も盛んに行われています。

就職後も国際学部で学んだことを活かしていきたいと考えている方にとてもおすすめでしょう。

その他、小売・卸売業の企業例は以下の通りです。

その他小売・卸売業の企業例
三井物産/丸紅/豊田通商/イオン/セブン&アイ・ホールディングス/ファーストリテイリング/
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス/ヤマダホールディングス

2位:楽天グループ(サービス業)

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サービス業は国際学部生に人気の就職先で、その中でも「楽天グループ」は志望者の多い企業の1つです。

様々な分野があるサービス業界の中で、楽天グループはITサービスに特に強くネット上にて様々な事業展開を行っている企業となります。

本記事を見ている皆さんの中にもこの楽天グループのサービスを利用したことがある人は少なくないでしょう。

楽天グループは2010年の社内英語公用語化によって英語のスキルが必要になってきました。

その背景もあり、仕事で英語を使う機会が一気に増えたため国際学部で学んだことを存分に活かせるでしょう。

サービス業には他にも様々な人気企業があり、その他のサービス業の企業例は以下の通りです。

その他サービス業の企業例
リクルートHD/博報堂DYホールディングス/エイチ・アイ・エス/セコム/パーソルホールディングス/サイバーエージェント/オリエンタルランド/綜合警備保障/ベネッセホールディングス

3位:日立製作所(製造業)

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製造業も国際学部生に人気の就職先で、その中でも「日立製作所」は特に人気の企業です。

様々なジャンルがある製造業の中でも家電製品などの製造が有名ですね。

平均年収も約900万円と高い水準のため、学生にも人気の就職先となります。

また日立製作所はグローバル化への取り組みとして若手社員を対象に海外派遣を行っており、そこで研修が行われるのです。

海外派遣での研修では語学研修や派遣先の文化について学ぶため、国際学部での経験を活かしながらスキルをさらに伸ばせるでしょう。

製造業には他にも様々な人気企業があり、その他の製造業の企業例は以下の通りです。

その他製造業の企業例
ソニー/パナソニック/三菱電機/富士通/トヨタ自動車/ホンダ

4位:みずほFG(金融業)

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国際学部生に人気の就職先として、金融業である「みずほFG」も挙げられます。

そもそも金融業は学生に人気の業種なのですが、その業務の中の為替業務は国際情勢に対する知識や情報収集能力が重要です。

その点、上記の国際情勢の知識や情報収集などを学問として学ぶことのできる国際学部生にとって、その学びを活かせる就職先といえるでしょう。

また、みずほFGは海外拠点を増やしているため海外で活躍することも可能となります。

グローバルに活躍したいと考えている場合はみずほFGもおすすめです。

以下、その他の金融業の企業例となります。

その他金融業の企業例
三井住友FG/第一生命HD/三菱UFJフィナンシャルグループ/東京海上HD/MS&ADインシュアランスG/
かんぽ生命保険/SOMPOホールディングス/オリックス/野村HD

5位:ソフトバンクグループ(情報通信業)

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情報通信業も国際学部生に人気の就職先で、中でも「ソフトバンクグループ」は特に人気の企業でしょう。

ソフトバンクグループは携帯キャリアのソフトバンクをはじめとして、多くの事業を手掛けており平均年収も約1,400万円と高い水準ですね。

また企業として英語力向上の方針があり、英語関連資格取得時の報奨金を設定しているため会社としてグローバル化への意識が高いです。

TOEICのスコア900点以上で100万円、800点以上で30万円の報奨金となるためモチベーションも上がりやすくなります。

報奨金抜きにしても英語を活用する機会が多く、ソフトバンクグループはおすすめの就職先といえるでしょう。

以下、その他の情報通信業の企業例となります。

その他情報通信業の企業例
日本電信電話/KDDI/NTTドコモ/エヌ・ティ・ティ・データ/Zホールディングス/大塚商会

国際学部生が就活で有利になれる資格

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こちらでは国際学部生が就活で有利になれる資格について紹介していきます。

TOEIC

TOEICは国際学部生が就活で有利になれる資格の1つです。

TOEICは日本の就活における英語関連資格で最もポピュラーな資格と言えます。

990点満点で自分の実力を数値化して表せるため、高得点を取ると大きなアピールポイントにできるでしょう。

試験の傾向としてもビジネスシーンに関するテーマが多くあり、大学としても受験推奨している程力を持つ資格となります。

国際学部は学問として英語に触れる機会も多いため、大学生活を通してTOEIC高得点を目指して動くこともおすすめです。

実用英語技能検定

実用英語検定は国際学部生が就活で有利になれる資格の1つです。

通称英検と呼ばれているこの資格ですが、どこかのタイミングで受験した経験がある方もいるのではないでしょうか。

この英検は数段階にレベルが分かれており、就活に有利になるものは2級以上と言われているのです。

就活において細かい点数で見られるTOEICと異なり、レベルの分け方の感覚が大きいイメージがあります。

しかし昨今では、その人がどのレベルか分かるようになっているためアピールとして使うには十分と言えるでしょう。

日商ビジネス英語検定

日商ビジネス英語検定はビジネスシーンに使える実務的な英語力を見る検定です。

ビジネスシーンの中でも貿易実務に対する英語力やその知識が見られるため、海外との取引が多い企業においてこの検定は非常に有利でしょう。

試験の内容としてはライティングに重点が置かれています。

話すことに自信がなくても読み書きに自信がある場合は受験してみるといいでしょう。

国際学部で身につく就活に有利なスキル

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最後に国際学部で身につく就活に有利なスキルについて紹介していきます。

論理的思考力

論理的思考力は国際学部で身につく就活に有利なスキルの1つです。

国際学部は学問の特性上、語学がメインではなく国際社会における文化や政治・国際問題などをメインで学びます。

ディスカッション形式の講義も多く、現在注目されている国際問題に関する討論なども行う機会が豊富です。

これらの経験を通すことで論理的思考力を磨くことができます。

論理的思考力は特に就活の面接やグループディスカッション選考などで成果を発揮できるでしょう。

英語によるコミュニケーションスキル

英語によるコミュニケーションスキルも身につく有利なスキルの1つです。

国際学部は学部として留学支援を行っているところも多いため、英語を使ったコミュニケーション能力を磨きやすくなります。

現地の英語に触れることでしか得られない言語への理解や自身の英語の癖なども修正することができるでしょう。

英語でコミュニケーションを取れることは、自身がグローバルに活躍できる人材であることのアピールにもつながりますね。

まとめ

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本記事では国際学部生の就職に関する情報を紹介してきました。

昨今、国内の多くの企業がグローバル化を課題に成長し続けています。

そのため、国際学部生はこれまで学んできたことを活かすフィールドがとても多いです。

語学力や国際情勢への知識は様々な業界で応用が利きます。

まずは興味を持った業界でこれまで培ってきたことが活かせるかを考え行動してみましょう。

本サイトでは就職に役立つ情報として業界研究や職種研究、そのやり方に関する記事を数多く紹介しています。

国際学部で培った能力を活かせる業界や職種が他にないか、ぜひ下記の記事一覧からも探してみてください。

業界研究

職種研究

この記事を書いた人muramasa