はじめに
就職活動の一環としてインターンに参加することはとても有効な手段の1つです。
しかし、学生の中にはいつからインターンを始めれば良いのか分からないという人も少なくありません。
分からないといってうやむやにしている間にインターンの申込時期を逃してしまう可能性もあります。
そのため、しっかりとスケジュールを理解する必要があるのです。
本記事ではインターンはいつから始めるべきなのか具体的な開催期間や参加までの流れなどを紹介していきます。
目次
インターンが開催される時期
こちらではインターンが開催される時期についてインターンの種類ごとに紹介していきます。
長期インターンの場合
長期インターンは年間を通じて開催されているため、募集も年間を通じて行われています。
ただ、インターン受け入れ人数の兼ね合いもあり、上限になると募集を締め切られる場合もあるのです。
志望の企業や業界のインターンに参加する際は、募集が出ているのかや募集が再開していないかをチェックする必要があります。
長期インターンの開催時期は基本的に通年ではありますが、募集されたタイミングで変わってくると理解しておきましょう。
短期インターンの場合
短期インターンは基本的に1日から1か月ほどの期間で開催されます。
通年で開催はされていますが、8月や2月といった夏と冬の学生の長期休みの時期に開催している場合が多いです。
志望の企業において、仮に長期インターンがないとしても短期インターンは開催されていることもあります。
随時募集がないかの確認も重要になってくるでしょう。
8月,2月にまとまって開催されるため、大学の集団説明会などを通じてインターン募集も行われており応募もしやすいです。
外資系の場合
外資系企業は選考が他の選考よりも早いため、インターン開催もほとんどがサマーインターンとなります。
そのため大学3年の4月~6月よりエントリーが開始されて、8月頃に開催されます。
外資系の場合だとインターン参加が入社選考で必須にもなり得るでしょう。
志望の会社が外資系企業の方は事前情報として選考の流れなどもしっかりと調べておくことが重要ですね。
日系大手の場合
日系大手企業の場合はサマーインターンとウィンターインターンが開催される場合があります。
日系大手の場合、インターン参加が必須であることは少ないです。
とは言え、インターン参加者が選考で優遇される可能性もあるため両方参加がおすすめでしょう。
ベンチャーの場合
ベンチャー企業の場合、大学3年の間に選考がすすめられて内々定が出ることがあるためサマーインターンが主流です。
ベンチャー企業の場合はインターン後すぐに選考につながることもあります。
周りよりも早く就職活動を終わらせたい方におすすめでしょう。
ベンチャー企業を目指すのであれば、より早めの対策が重要になってきますね。
インターンはいつから始めるべきか
こちらでは、実際にいつからインターンを始めるべきなのかについて紹介していきます。
長期インターン参加は基本的に早めが良い
インターン参加はできるだけ早めにすることが良いとされます。
特に長期インターンは学年の制限がない場合が多く、1年次から参加できる企業もあるのです。
1年次から参加している人と3年次から参加している人とでは経験に圧倒的に差が生まれます。
また、長期インターンの中には実際に給料が支払われるものもあるのです。
就職活動を意識してバイトではなく長期インターンに参加して現場経験を積めば、お金ももらえて実績も作れて一石二鳥となります。
そのため、長期インターンは早ければ早いだけ良いとされるのです。
インターンの申込時期
インターンの申込時期としては基本通年ですが4月~6月、11月~12月に集中している場合が多いです。
長期インターンとなれば通年募集している場合が多いため、申込時期も必然的に通年となります。
短期インターンの場合は夏・冬のインターンのエントリー開始時期が主な申込時期です。
インターンの準備時期
インターンの準備期間としてはこちらも早ければ早いだけ良いですが、最低でもエントリー開始の3か月前から始めると良いとされます。
インターンで準備するものの中には、直接採用選考でも必要になってくるような内容もあるでしょう。
早く準備をしておけば、余裕をもって抜け目なくインターンに臨めるため安心です。
特に自己分析は自分がやりたい仕事について見つめ直すこともできます。
何の準備もしてないという方は本記事を見た今日からでも始めてみてください。
インターンの探し方
こちらではインターンの探し方について紹介していきます。
求人サイト
求人サイトで探す方法は一般的なインターンの探し方の1つです。
求人サイトと聞くと採用選考などの求人しかないイメージを持ちますが、インターンの募集をしている場合もあります。
中には、求人サイト内でエントリーシートの記入まで行えるものもあるのです。
さらに、業界単位でインターンを検索することができるためおすすめでしょう。
合同説明会
インターン向けの合同説明会に参加することもインターンの探し方の1つです。
複数の企業がこの場を利用しているため、気になる企業があれば参加してみると良いでしょう。
採用担当者と顔合わせできる機会でもあるため、本格的なインターン選考の際に有利になる可能性もあります。
一度に多くの企業にインターン応募が可能であるため、合同説明会をうまく利用できると就職活動の効率化にもつながりおすすめです。
会社HP
会社HPを見ることもインターンの探し方の1つです。
会社HPではその企業の最新情報を見ることができるため、人数が上限に達したことで一度止まった募集が再開されたのか確認することができます。
また、会社HPを見る習慣をつけると企業研究にも役立ちます。
インターン情報の確認がてら会社情報にも随時目を通すようにしましょう。
インターンのためにできる準備
こちらではインターンのためにできる準備について紹介していきます。
インターンの内容の下調べ
インターンの内容の下調べはインターンのためにできる準備の1つです。
事前にインターンのプログラムについて下調べすることでインターン本番の活動を円滑に進めることができます。
インターンの下調べの方法としては、実際に事前に通知されるインターンプログラムを見たりOB/OGに聞いたりなどが挙げられるでしょう。
下調べができる時期としてはインターン参加が決まってプログラムが通知されてからのタイミングとなります。
インターン選考対策
インターンの準備としてインターン選考対策が挙げられます。
インターン選考対策としては以下の通りです。
- 自己分析
- 業界研究
- 面接対策
自己分析
自己分析はインターン選考対策の1つでしょう。
特にインターン選考において「学生時代に取り組んだこと」に関する質問は頻出項目です。
どんなことに取り組んできたのか分析すると良いとされます。
また、採用選考の場面では必ずと言っていいほど「自己PR」について聞かれるでしょう。
インターン対策時点から自己分析を通して用意しておくことがおすすめです。
ただ、インターン時点で自己分析を初めて行う学生も多く、中にはやり方が分からない人もいるのではないでしょうか。
本サイトでは自己分析に関する記事も複数紹介しています。
自己分析について知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
業界・企業研究
業界・企業研究もインターン選考対策の1つです。
インターン選考で聞かれる質問の1つに「インターンで取り組みたいこと」という質問があります。
これらの回答をより深掘りしたものにするうえで業界研究を行うことは大変有効です。
また、実際業界や企業にあまり関係がない質問でも業界や企業の動向について交えて回答すると良い印象を与えることにつながります。
業界・企業研究も採用選考で活かすことができるため、インターン参加時点でしっかりとまとめておくと良いでしょう。
本サイトでは業界研究に関して様々な記事を掲載しているのでぜひ参考にしてみてください。
面接対策
インターン選考対策として面接対策も欠かせません。
インターンは採用選考と比べて比較的通過しやすいイメージを持つ学生も多いでしょう。
しかし、採用選考と同じくらい選考基準がしっかりとしています。
面接選考も多くのインターン選考で実施されるため対策は必須です。
面接での受け答えや来るであろう質問に対する準備にどれだけ時間をかけたのかが見られます。
上記を踏まえ、インターンの面接選考の対策はとても重要な準備といえるのです。
インターンに早い段階で参加するメリット
こちらではインターンに早い段階で参加するメリットについて紹介していきます。
様々なスキルや経験を積むことができる
早い段階でインターンに参加するメリットとして、スキルや経験を着実に積むことができるということが1つ挙げられます。
中には、技術を学ぶプログラムとしてプログラミング言語の研修などを受けられるインターンもあるでしょう。
また、営業インターンなどに参加することでコミュニケーション能力やビジネスマナーについて実践を通じて学ぶこともできるのです。
早い段階でインターンにたくさん参加できれば、それだけ様々な経験や知識・スキルを得ることにつながるでしょう。
実績として就職活動でアピールできる
実績として就職活動でアピールできることも大きなメリットの1つです。
就職活動で採用面接をする際に、多くの学生が悩む質問として自己PRや学生時代に取り組んできたことなどがあります。
長期インターンに早い段階で参加しておくとそれだけでもアピールポイントになるのです。
特に様々な種類のインターンに参加した経験があると、エピソードを交えたアピールもしやすくなるでしょう。
実績としてアピールできる場面が多いため、早めのインターン参加は就職活動にとても有効といえます。
インターン参加までの基本的な流れ
こちらでは基本的なインターン参加までの流れについて紹介していきます。
STEP1:インターンを探す
まずインターンを探すことから始めていきます。
探す方法がたくさんあって悩む方もいるかもしれません。
もし目当ての業界・企業がある場合、その会社のHPにてインターン情報を探してみることから始めましょう。
昨今ではスマホがあれば様々なインターン情報に触れたり、インターンのための合同説明会の情報を得ることができたりします。
インターン情報を探すことが最初のステップですね。
STEP2:インターンに申込む
次にインターンに申込む段階です。
申込方法としては、サイトや申込先によって異なってくるでしょう。
求人サイトやアプリであれば、専用フォームに入力して申込をすることが多いです。
会社HPから申込をする場合は、基本的にそのHPの手順に則って進めていきます。
合同説明会ではその場で申込を行う場合もあるので積極的に参加してみてください。
また、申込がそのままエントリーシートとして扱われ、質問への回答が必要になる場合もあります。
人気のインターンはこのエントリー時点でふるいにかけられる可能性があるでしょう。
事前の自己分析や業界・企業研究は怠らないようにしてください。
STEP3:インターン選考の準備を行う
申込が済んだらインターン選考の準備を行います。
準備としてはこれまで説明した通り「自己分析」「業界・企業研究」「面接対策」を行いましょう。
特に面接選考がある場合は、ある程度聞かれる質問の予測を立ててその質問の回答をあらかじめ準備しておく必要があります。
どれだけ準備してきたのかが見られるため事前準備はしっかりと行い選考に臨みましょう。
STEP4:インターン選考
準備を行いインターン選考を迎えます。
インターン選考では面接選考があることがほとんどです。
当日はこれまで準備してきたものをしっかり発揮できるようにしましょう。
面接の形式も対面式やオンライン式とあるため、それぞれに合ったビジネスマナーに注意して臨む必要があるのです。
インターン選考が終われば選考結果が出るまで待つことになります。
STEP5:インターン参加
選考通過したらあとはインターン参加となります。
インターンは参加することがゴールではなく、そのインターン中にどのような成長・成果を上げられるかが重要です。
インターンが採用選考に直結していることも多いため、参加中は一社会人としてかつ就職面接の最中であるという心構えでいると良いでしょう。
インターンに参加する際の注意点
最後にインターンに参加する際の注意点について紹介していきます。
自分の目的や目標を明確にしてインターンに臨むこと
目的や目標を明確にしてインターンに臨むことはとても重要です。
目的もなく参加してしまうと本来得られるはずだった経験も得られないかもしれません。
また、目的や目標を明確にすることによって、自分がとるべき行動と行うべき作業が明確に見えてきます。
せっかく参加できるインターンなので最大限利用するために、しっかりと目的・目標をもって参加しましょう。
一社会人としての自覚をもった行動をすること
社会人としての自覚を持った行動をすることも注意点の1つです。
学生とは言え、インターンとして参加している間はその会社の一員となります。
そこで起こしたミスやトラブルは直接会社に迷惑をかけることになるのです。
学生気分で参加して失礼な態度をとり怒られるだけならいいですが、会社に不利益を与えてしまった場合には責任をとれません。
インターンに参加する場合は、一社会人としての自覚を持って行動しましょう。
ミスやトラブルが起きても1人で抱えないこと
ミスやトラブルを1人で抱え込まないことも注意点の1つです。
インターンによっては実際の業務に携われることがあります。
そのため、慣れない作業でミスが起きてしまうことも少なくありません。
内容にもよりますが、ミスやトラブルを起こしてしまうこと自体は大きな問題にはなりにくいです。
ただ、ミスやトラブルを黙って放置して後から発見されるということがあれば大問題になる可能性があります。
これは社会人になってからでも同じことが言えるでしょう。
ミスをミスのまま放置せず迅速に他の社員に共有して正しい対応をすることが重要です。
まとめ
本記事ではいつからインターンに参加すべきかやインターン参加までの具体的な流れについて紹介してきました。
インターンをいつから始めたら良いか分からないという学生が少なくないですが、基本的に早ければ早いだけ良いでしょう。
昨今の就職活動では学歴以上に実績やスキルが見られる傾向にあります。
少しでも多くの経験を積むためにも早い段階でインターンに参加しましょう。
本サイトではインターンに関する記事を他にも掲載されているため、ぜひ参考にしてみてください。
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