インターンを始める前はどういう人間だったか

やりたいことをどのように達成するかを考え、自分で決めたことは必ずやり抜く人間。

物事を善悪で判断するような、幼少期を過ごしていました。簡潔に言えば、好奇心旺盛で完璧主義な性格。今も昔も変わりません。

実は、とある大人との出会いが、私の人生に大きな影響を与えています。

それは、頭脳明晰で当時私の憧れだった塾の先生です。何を考えているのか、どんな生き方をしているのか、彼の価値観を深く知りたいと常に感じていたことを覚えています。

思い切って価値観に関して質問して返ってきた言葉。

「苦手なことだからこそ、挑む価値がある。自分の土俵で勝ち続けても面白くない。」

得意分野だからこそ人より秀でていて勝ることができる、と考えていた当時の自分はこの言葉に感銘を受けました。

この考えが人生の基準の1つになったことは間違いありません。

その頃から自分の可能性を高めるためにも、苦手だからこその選択を選ぶようになりました。周りから見たら少し変わり者だったと思います。

理系科目が得意だったのにも関わらず文系選択をしたり、あえて得意ではない環境や物事に挑戦する姿勢を貫いていました。

また、人の役に立ちたいという考えから、テスト前に40人くらいに勉強を教えたり人の悩み相談を進んで聞いてたりと、利他の精神も物心着いたときにはすでに持っていました。

インターンを始めたきっかけなんですか？

大学の先輩がインターンをしていたこともあり、入学当初から意識はしていました。

自分自身に時間を使う事が少なく自己投資の時間をもっと作りたいと考え、大学での座学とは別に社会経験を得たい気持ちがありました。

就活や社会人になった時のための社会経験として実践してみたいと考えだしたのがきっかけです。

もともと気になったことはとにかく経験したいタイプで、挑戦する以外の選択肢はなかったです。

社会経験を積みながら実践スキルを身につけられる、営業インターンを探していました。

さらに、大学でも絶対に学業は疎かにしたくなかったので、土日だけでできるインターンにこだわりました。

平日も使っている周りの友人や先輩に土日だけで捲りたい気持ちも強かったです。

あえて土日で活動できる学外でコミュニティを作ることで、環境のせいだと、言い訳せず実力をつけたかったのもインターンを始めたきっかけの１つです。

インターンを通じてどんな風に成長したか

完璧主義なこともあり、目標達成のために自分ができることは全部やっていました。

しかし、営業は努力しただけで成果が出る、そんな甘いものではないことを痛感したのです。

初めての実践経験では、営業マンとして自分がこんなにも無力なのか、先輩とこんなにも差があるのかと衝撃を受けました。

できないことが悔しくて、周りのみんなに必死に追いつきたくて、隙間時間はすべて練習に費やしました。

まさに、「苦手なことだからこそ、挑む価値がある。」この言葉の通り。

どうにかして先輩に追いつきたい、努力すれば絶対に成長できる、と前向きに考え日々努力できたからこそ成長できたと感じています。

泥臭くも着実に成長していく自分が嬉しくて好きでした。

その結果として、目上の人でも堂々と的確に物事を伝えられる、時には問題解決のために傾聴したり、後輩を教育し成長を促すマネジメント力、といった総合的な営業力が身につきました。

大学生活しか経験しなかったら、こんなに大人と話せる機会はそうそうないのですごく貴重な体験をさせて貰えたなと思ってます。

成長できた理由・要因は？

1つ断言できることは、環境「人と人の繋がり」です。

具体的には、1人にさせない環境、支え合う意識、あたたかい場所です。

競い合える同期と優しく声掛けてくれる先輩と自分の事のように親身になってくれる上長がいたから、苦しくてももう少しここで頑張ろうと思えました。

どんな辛い状況でも1人にさせない環境や文化、そのおかげで落ちこぼそうになていた僕の心の居場所を作ってくれたのが成長の糧になっていました。

また、できないことは全部できる人に聞ける環境をフル活用していました。出来るようにするために質問すればいつでも誰でも正解を教えてもらえる環境だからこそ、短い期間でも成長できたと確信しています。

また、個人的な成長要因としては、圧倒的な努力です。

秀でたスキルはない、ならば人の倍やって成果を倍出せば問題ない。

当時の自分としては、出来ないから諦める考えはなく、できるまでやる精神でした。

自分ができる所で勝負しないと営業という数字の世界では勝っていけない。「できない」を「できる」に変え続けたことで総合的に成長し、営業成果を出せました。

「苦手だからこそ挑戦する」塾の先生から学んだ精神が染み付いていたおかげです。

成長し続けられた理由は、圧倒的な努力の先にあった成果。

まさに感動、言葉では表せないくらいの達成感が努力が報われることを実感させ、次の目標への努力に向き合えたと思っています。

これから挑戦したい事

好きなことで結果を出すことです。

具体的に、「これで生きていきたい！これが好きでたまらない」というものはありません。

コロナで制限された学生時代でしたが、行動力で全て解決できると確信しています。

これからは、個の力が試される時代、生きる力＝稼ぐ力を着実に身につけていきます。

あなたにとってとインターンとは

今までの生き方が試される場所。

さらには、社会で生き抜くための術を教えてくれる場所です。

インターンに入ったからといっていきなり成長や価値観が変わることはありません。

まずは自分の能力や価値観をぶつけてみる。通用することも飛び抜けていることも、恥ずかしいくらい劣っていることもあります。そこに気づくことが大切だと思っています。

その上で、自分がどう生き抜いていくか思考する。人との繋がりや成長思考の環境が手助けしてくれます。20代で痛烈に挫折する場所でもあります。

好きで挫折する人はいないと思いますが、折れたからこそ自分の弱さを痛感する。

そして、補強し成長できる。そんな場所です。活かすも殺すも自分次第です。