はじめに
OB/OG訪問で多くの方が迷うこととして質問リストがあります。
先輩からより現場に近い話を聞くために質問を用意する必要があるからです。
「どういった質問をすればよいのかわからない」「どういった質問はしてはいけないのかを知りたい」という方もいるでしょう。
そこでこの記事ではOB/OG訪問にすぐ使える質問リストを紹介していきます。
「自分で質問を考えるのは大変」と感じている方や「準備時間を短縮したい」と感じている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
質問リストを作る前にOB/OG訪問の目的を明らかにしよう
質問リストを作る前には「なぜOB/OG訪問をするのか」といった目的を明らかにしてください。
OB/OG訪問を通じて知りたいことや解決したいことを考えることで質問内容が浮かぶからです。
OB/OG訪問の目的としては以下4つが挙げられます。
- 業界研究
- 職種研究
- 企業研究
- 選考準備
以上4つの目的にあう情報を聞き出すための質問を作りましょう。
人によってどの項目に重きを置きたいのかが異なります。
これら4つを網羅的に聞くことを意識しつつ、自分が特に知りたいと感じるものについては質問を多めに作りましょう。
4つの目的を踏まえた上で、この記事では質問を以下の5つに分類して紹介していきます。
次章以降でそれぞれに分類される具体的な質問文を列挙しますので、気になるものをピックアップして活用してみてください。
- 絶対に聞くべき質問
- 聞いてはいけないNG質問
- 業務内容や業界についての質問
- 会社の雰囲気について質問
- 先輩のキャリア観や就活についての質問
絶対に聞くべき質問
まずOB/OG訪問で絶対に聞くべき質問を紹介します。
先輩が行っている業務内容や勤めている会社の雰囲気などを網羅的に質問していくことが大切です。
業界研究・職種研究・選考準備などに役立つ情報を聞き出せる質問をリストに入れていきましょう。
具体的な質問例として以下8つを紹介します。
「自分はどれを聞くべきだろうか」「どれを聞きたいと思うか」を考えながら読んでみてください。
- 具体的な仕事内容は?
- 仕事のやりがいは?
- 1日のスケジュールは?
- どんな社風?
- どういった人材が求められている?
- 今後はどういった業務に力を入れていく?
- 選考に向けてアドバイスをもらえるか?
- 仕事が大変だと思うときは?
①具体的な仕事内容は?
先輩が普段どんな仕事をしているのかを聞く質問です。
職種や業界ごとの業務内容についてはネットなどで情報を得られます。
しかし、ネットなどでは大まかな流れまでしかわかりません。
具体的にどのような作業をするのか、自分がどんな仕事をすることになるのかを知りたい場合にはこの質問をしてみてください。
②仕事のやりがいは?
具体的な仕事の内容を聞いた上でどういった場面でやりがいを感じるのかを聞いてみましょう。
仕事のやりがいは人によって異なります。
先輩がどういった理由で仕事のやりがいを感じているのかを知れば、自分にとってやりがいがある仕事なのかが判断できるでしょう。
自分にあった仕事を探したいと思っている方もこの質問をしてみるのがおすすめです。
③1日のスケジュールは?
1日の中でどういったスケジュールをこなしているのか聞いてみるとよいでしょう。
具体的な仕事内容に加えて1日の流れを聞くことで、入社した際に自分がどんな日々を過ごすのかがイメージできるようになるからです。
自分がその会社で働くイメージをより鮮明にしたい方は質問してみてください。
④どんな社風?
会社の雰囲気についても聞いておくことをおすすめします。
同じ業界内の会社であってもそれぞれ社風が異なるからです。
ただ、会社の公式サイトなどで社風が紹介されている場合もあります。
こういった場合には、書かれている文面から理解できなかった言葉の定義や先輩が社風を実感したエピソードなどを聞いてみるとよいでしょう。
調べてわかることを聞くのは先輩の時間をとらせてしまうだけになるので避けてください。
⑤どういった人材が求められている?
その会社や先輩のポジションでどんな人材が求められているのかを聞く質問です。
「先輩が勤務している会社に入りたい」「同じ職種で働きたい」と考えている場合にはこの質問をするとよいでしょう。
求められている人物像がわかれば面接の自己アピールなどで活用できます。
入社する意思が強い場合にはこの質問で選考を有利に進めていくための情報を集めてみましょう。
⑥今後はどういった業務に力を入れていく?
会社の将来性について聞く質問です。
会社は常に変化していくものであり、社員の業務内容もそれに伴って変わっていきます。
会社が大きく方向転換をする場合には、あなたが魅力を感じている仕事に携われなくなる可能性があるのです。
「この仕事がしたい」とすでに意思が固まっている場合は会社の将来性について聞くとよいでしょう。
また、この質問をしておくと業界全体の流れについても知れるため業界研究にも役立ちますよ。
⑦選考に向けてアドバイスをもらえるか?
選考に向けて先輩からアドバイスをもらえるかどうか聞いてみるのもよいでしょう。
特に先輩が勤務している会社に入りたい場合は、実際に選考をくぐり抜けた先輩からのアドバイスがとても役に立ちます。
エントリーシートの添削をしてもらったり面接のロールプレイングをしてもらったりできるかどうかを尋ねてみましょう。
⑧仕事が大変だと思うときは?
仕事にはやりがいだけでなく苦労も伴います。
仕事のやりがいとともに大変だと感じることについても聞くと、その仕事が自分に合っているのかどうかの判断がしやすくなるでしょう。
やりがいと比較し「その苦労を受け入れてでもその仕事をしたいと感じるか」を考えてみましょう。
聞いてはいけないNG質問
OB/OG訪問ではたくさんの情報を得たいものですので、さまざまな質問をしたいと感じる方もいるでしょう。
しかし、実際には質問してはいけない内容もあります。たとえば以下のような内容です。
- 会社や特定の個人の評価を下げる質問
- 待遇など個人的な話
- 公式サイトに載っていること
具体的な質問文としては以下7つが挙げられます。
- どのくらい給料をもらっているか?
- 離職率はどのくらいか?
- 嫌な上司はいるか?
- 残業時間はどのくらいか?
- 年間の休日はどのくらいか?
- 仕事のノルマはどのくらいか?
- 企業理念は?
ただし、先輩と信頼関係が築けた場合には質問しても問題ないケースもあります。
どうしても気になる場合には、OB/OG訪問の最後に聞けるように質問をする中で信頼関係を構築していくことを意識してみましょう。
基本的には避けた方が無難であることは忘れないでくださいね。
業務内容や業界についての質問
業界研究や職種研究に役立つ情報を得たい場合は業務内容や業界についての質問をしてみましょう。
この章では具体的な質問例として以下8つを紹介していきます。
- 就いている職種とその業務内容は?
- 業界内における立ち位置は?
- 配属のシステムは?
- 1年を通じた仕事の流れは?
- 業界の将来についてどう考える?
- 会社・部署での目標は?
- どんなスキルが必要?
- 会社・業界における仕事ができる人はどんな人?
①就いている職種とその業務内容は?
職種研究に役立つ情報を得たい場合には先輩がついている職種とその業務内容について聞いてみましょう。
業界内にどんな職種があるのかや具体的な仕事内容もわかります。
ネットの情報よりも具体的な仕事内容などがわかるため「先輩と同じ職種に就きたい」と考えている場合にはこの質問をすると効果的です。
②業界内における立ち位置は?
先輩が勤めている会社が業界内でどういった立ち位置にあるのかを聞く質問です。
特定の業界で働きたいと感じている場合にはその業界内の会社から選ぶ形になります。
業界内の会社の関係性を知ることで自分がやりたい仕事ができる会社を見つけやすくなるでしょう。
また、業界全体のシェアがわかるので業界研究にも役立ちます。
自分が入りたい会社を探したい方や業界研究をするための情報を得たい方はこの質問をしてみてください。
③配属のシステムは?
先輩が所属している会社への入社を考えている場合には配属のシステムについても聞いてみるとよいでしょう。
狙っているポジションがある場合、入社からどのくらいで就けるのかを聞いておくとキャリアプランを立てやすくなります。
自分が望むポジションにすぐ就けるのか、就くまでの間にどんな経験が積めるのかなどを確かめてみてください。
④1年を通じた仕事の流れは?
1年間の中でどのように仕事を進めていくのかについても聞いてみるとよいでしょう。
業界によって繁忙期が異なるからです。
どの時期が忙しいのか、忙しい時期はどのような1日になるのか、どんな仕事をするのかなどを聞いてみると仕事選びの参考になりますよ。
⑤業界の将来についてどう考える?
業界内で働いている先輩に対して、その業界の将来についてどういう考えをもっているのかを聞く質問になります。
ネットなどでも業界の動向について知れますが、より詳細な状況は実際に働いている人でないとわからないものです。
より詳しく業界の将来性について知りたい場合には先輩の考えを聞いてみてください。
⑥会社・部署での目標は?
会社や部署がどのような目標をもっているのかを聞くと、あなたが仕事に対してやりがいをもてるかを判断しやすくなります。
また、その目標に対して先輩自身がどう感じているのかについても質問すると、より深い話が聞けるでしょう。
⑦どんなスキルが必要?
先輩が行っている業務にはどんなスキルが必要なのかを聞く質問です。
同じ職種に就きたい場合や関連職種に興味がある場合には必要なスキルについて聞いておくと選考の役に立ちますよ。
⑧会社・業界における仕事ができる人はどんな人?
会社や業界において仕事ができると評価される人はどんな人であるかを探るのもよいでしょう。
業界や会社によって評価されやすい人の特徴は異なるからです。
自分のもっている性格や仕事に対する向き合い方が業界や会社の中で評価されやすいのかどうかを探ってみましょう。
実際に就職した後、高い評価を得るために何をしたらよいのかがわかりますよ。
特に「出世したい」と考えている方はこの質問をするとよいでしょう。
会社の雰囲気について質問
先輩が勤めている会社に入るかどうかを判断したい場合には会社の雰囲気についても聞いてみてください。
実際に仕事を進めていく中では会社の人とコミュニケーションを取る必要があるからです。
あなた自身が気分よく仕事を進められる環境があるのかどうかを確かめてみましょう。
会社の雰囲気を知るための質問としてこの章では以下8つを紹介していきます。
- どういった人が多い?
- どういった人が評価されやすい?
- 社内で交流するイベントはある?
- 社外の人と関わる機会はある?
- 出産・育児などに対する雰囲気は?
- 年齢と出世に対する会社の考え方は?
- スキルアップできる研修制度はある?
- 会社の理念は実際の雰囲気にどう表れている?
①どういった人が多い?
会社にどういった性格の人が多いのかを聞いてみると、その会社で自分がうまくやっていきやすいかどうかがわかります。
入社した後に関わる人たちがどういった人たちなのか探ってみましょう。
②どういった人が評価されやすい?
職場の人たちの性格だけでなく、どういった人たちが評価されやすい状態になっているのかを聞いてみるのがおすすめです。
「出世したい」「成果を出して活躍したい」と思っている場合には評価されやすい人の特徴を知ることで自分の振る舞いを変えていきます。
③社内で交流するイベントはある?
会社によっては社内の人間関係をスムーズにするために社員旅行などの交流イベントがあります。
「仕事における人間関係を広くもちたい」と思う場合には交流イベントがあるのかどうかを聞いてみてください。
④社外の人と関わる機会はある?
社内だけでなく社外の人と関わる機会があるのかどうかも聞いてみるとよいでしょう。
社外の人と関わる機会がないと、考え方が固定されてしまい自分の視野が狭くなってしまう可能性もあるからです。
そういった環境の中で長く過ごしていると会社の外に出た時に役立つスキルや仕事の進め方が身に付かなくなってしまいます。
「自分の市場価値を高めていきたい」という考えをもっている方は社外の人と関わりのある会社を選ぶ方がよいでしょう。
先輩が勤めている会社がそういった環境であるのかどうか確かめてみてください。
⑤出産・育児などに対する雰囲気は?
将来的に結婚や出産を考えている場合には出産や育児などに対して会社がどのような考えをもっているのかについても聞いてみるとよいでしょう。
男女問わず育児休暇を取りますが、会社によっては休暇が取りにくい雰囲気になっていることもあります。
「出産・育児と仕事を両立したい」と考えている場合には出産や育児などに対して寛容な会社かどうかを確かめてみてください。
⑥年齢と出世に対する会社の考え方は?
日本には古来から年功序列という考え方があり、年齢によって出世していく仕組みを採用している会社もあります。
しかし、近年ではそういった仕組みが崩れつつあり、会社によって出世に対する考え方がかなり異なるのです。
先輩が属している会社が年功序列であるのかどうかを確かめてみましょう。
安定的に出世をしたい場合には年功序列の会社、スキルに応じて出世していきたいと考えている場合にはそうでない会社を選ぶのがおすすめです。
⑦スキルアップできる研修制度はある?
自分のスキルを高めていくための研修制度があるのかについて聞く質問です。
会社は社員のスキルを上げることで業務範囲を広くしたり質を高めたりしたいと考えています。
そのため、社員がスキルアップできる研修制度を設けて、積極的に社員のスキルアップを促している会社もあるのです。
「活躍の場を増やしたい」「年収を上げたい」と考えている場合にはスキルアップできる研修制度が整っている会社を選ぶとよいでしょう。
⑧会社の理念は実際の雰囲気にどう表れている?
会社にはそれぞれ理念があります。
公式サイトなどで理念については確認できますが、その理念が実際はどのように反映されているのかがわかりません。
そのため、普段の会社の雰囲気に理念が表れているのか、どのように表れているのかを確認すると会社について理解が深まるでしょう。
先輩が勤めている会社の理念に魅力を感じる場合にはこの質問で実際のところはどうなのかを確かめてみてください。
先輩のキャリア観や就活についての質問
すでに就活を終えた先輩からアドバイスをもらったり就活の参考にしたりしたい場合には先輩のキャリア観について質問してみましょう。
先輩が属している会社の選考だけでなく、その他の選考にも役立つ情報や就活に対する向き合い方についても学んでみてください。
この章では以下9つの質問について紹介していきます。
- どうしてこの会社を志望したのか?
- どうしてこの業界に入ったのか?
- 就職面接はどんな感じだったのか?
- これからどういったキャリアを歩みたいか?
- なにをモチベーションに仕事をしているか?
- 就活している時の自分にアドバイスするとしたら?
- プライベートは学生時代と変わったか?
- 私の第一印象は?
- 私の態度や発言で直すべきことは?
①どうしてこの会社を志望したのか?
先輩がその会社に入ろうと思ったきっかけを聞く質問です。
この質問することでその会社の魅力がわかります。
また、実際に入ってみてどうだったかというところまで質問をすると先輩が仕事に対してどのような印象をもっているのかがわかるでしょう。
先輩が勤務している会社に入るかどうか迷っている場合には先輩の志望動機を参考にしてみてください。
②どうしてこの業界に入ったのか?
会社だけでなく業界を選んだ理由についても聞くとよいでしょう。
特にどの業界に入るかどうかを迷っている人にとっては先輩の回答が参考になります。
業界選びや業界研究に悩みを抱えている場合にはぜひ聞いてみてください。
③就職面接はどんな感じだったのか?
会社の就職面接はどんな雰囲気だったのか、どういった仕組みで行われていたのかを聞く質問です。
先輩が勤務している会社の選考を受けようと思っている場合には対策のために役立つでしょう。
同じやり方で選考が行われるとは限りませんが雰囲気がわかると対策もしやすいはずです。
④これからどういったキャリアを歩みたいか?
先輩がどういったキャリアを歩みたいかを聞くと、あなたがその会社に入った後のキャリアを考える際に役立ちます。
先輩は会社の業務で得られるスキルや経験について知っているからです。
どういったキャリアを歩めそうか、どういったキャリアを歩みたいと思っているかを聞き出してみてください。
⑤なにをモチベーションに仕事をしているか?
仕事に対してどんなモチベーションをもっているのかを聞く質問です。
あなたがその会社に入った際に何をモチベーションとして働いていくのかのイメージがつきやすくなります。
同じようなモチベーションをもてそうだと思えれば入社後も意欲的に仕事に向き合えるでしょう。
ただし、先輩とあなたの性格や考え方が異なる場合にはあまり参考にしすぎるのは避けてください。
⑥就活している時の自分にアドバイスするとしたら?
社会人になった先輩が就活をしているときの自分にどんなアドバイスをするかを聞いてみましょう。
「よく考えたらあれは必要なかったな」「もっとこうしておけばよかった」などといった具体的なアドバイスが聞けます。
アドバイスをもとに就活の準備を進めていけば、より後悔のない進路選択をしたり選考を有利に進めたりできるでしょう。
就活の進め方などについて悩みを抱えている場合には先輩のアドバイスを聞いてみてください。
「私にアドバイスをしてください」よりも「過去の自分にアドバイスをしてください」の方が聞きやすいですよ。
⑦プライベートは学生時代と変わったか?
学生時代と社会人とでどのようにプライベートが変化したのかを聞くと、あなたが社会人になったらどういった日常を過ごすのかのイメージが湧きます。
その話の延長で残業がどのくらいかといった推測もできるでしょう。
仕事とプライベートのバランスについては人それぞれ価値観が異なります。
先輩とあなたではどのように違うのかについても注目しておくとキャリア観が広がるでしょう。
⑧私の第一印象は?
自己分析の精度を上げたい場合には先輩に自分の第一印象について聞いてみるとよいでしょう。
他人から見た自分を知ることで自分では気づかない一面がわかります。
友人や先生に聞くのもよいですが、社会人である先輩から第一印象を聞くことで、より面接官などが抱く第一印象に近いものがわかるでしょう。
ちなみに、他の人に自分について聞くことを他己分析と呼びます。
他己分析については以下の記事で解説していますので興味がある方は参考にしてみてください。
⑨私の態度や発言で直すべきことは?
OB/OG訪問で質問し終わったところで自分自身の態度や発言などに対するアドバイスをもらうのもよいでしょう。
社会人としての振る舞いに自信がない場合には、先輩から見て何を直せばよいのかを聞くと改善しやすくなります。
振る舞いを改善しておくと選考も有利に進めていけるでしょう。
OB/OG訪問の質問リストについての注意点3つ
ここまででOB/OG訪問の質問文について紹介してきました。
紹介した質問文を実際に活用する際には以下3つの点に注意してください。
- 用意する質問の数
- 質問を始めるタイミング
- 自分と先輩との関係性
①用意する質問の数
質問は10個程度を目安にするようにしてください。
なるべくたくさんのことを聞いて就活に役立てたいと思うかもしれませんが、多すぎると先輩の迷惑になってしまうからです。
先輩は仕事の合間を縫ってあなたのために時間を割いてくれています。
報酬もないですし、あなたに助言をするメリットはほとんどないと言ってもよいくらいです。
そのため、質問は10個程度にまとめてなるべく効率よく話を終えるようにしてください。
とは言え、逆に質問が少なすぎるとわざわざ時間をとってくれた先輩に対して失礼にあたります。
まずは聞いてみたい質問をすべて書き出し、その上で優先順位をつけて特に聞きたいものを用意しておきましょう。
先輩が快く話を聞いてくれる可能性も想定し、余裕があれば聞きたい質問についてもリストとしてもって行くと安心です。
質問数を10個に抑えつつ、深い話を聞きた場合には質問を深掘りするようにしましょう。
質問を深掘りする方法については以下の記事解説しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
②質問を始めるタイミング
OB/OG訪問の中でいつ質問を始めたらよいのかと悩む方もいるかもしれません。
OB/OG訪問の当日は待ち合わせよりも少し早めに向かいます。なるべく先輩を迎える形にしてください。
先輩が到着したら、自分の名前と時間を割いてくれたことに対してお礼を伝えます。
その後「さっそく質問させてください」などと断りを入れて質問に移りましょう。
基本的に挨拶を済ませたらすぐに質問に移るのがよいのです。
スムーズに質問ができるよう事前に質問リストを用意しておきましょう。
③自分と先輩との関係性
すでに少しお伝えしましたが、自分と先輩との関係性について注意を払ってください。
もともと知り合いである場合は会社の内部事情などの深い話も聞きやすいですが、基本的にはそういった質問は避けた方がよいです。
そのほか、内定を受けているかどうかによっても聞いてよい質問とそうでない質問があります。
自分と先輩との関係性からしてもよい質問は何かをよく吟味するようにしてください。
不安な場合にはプライベートな質問などは避ける方が無難です。
まとめ
OB/OG訪問に使える質問リストについて紹介しました。
網羅的に質問しつつ、特に自分の目的に沿っているものについて重点的に聞くことが大切です。
ただなんとなく質問を選び取るのではなく、あなたの目的に沿ったものを選ぶようにしてください。
質問は事前に考えておくことでより有意義なOB/OG訪問にできます。
この記事を参考にしながら本当に聞くべき質問を用意してみてください。
実際にOB/OG訪問を行う際にはビジネスマナーに注意しましょう。
特に学生が迷いやすいのがOB/OG訪問に行く際の服装です。
スーツで行くべきか私服で行くべきかなど迷った場合には以下の記事を参考にしてみてください。
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