はじめに
自己分析ツールと一言でいっても様々な種類があり、どれを使ったらよいのか分からず悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
時間を割いて使うなら、より効果的で自分に合ったものを選びたいですよね。
こちらの記事では、無料で30分以内にできる自己分析ツールアプリの中で特にオススメなものを5つ紹介します。
それぞれの特徴やどんな人にオススメなのかも解説するので、自分に合ったツールをぜひ見つけてみてください。
また、ツールの効果的な使い方や注意点、分析後に行うアクションプランまで解説します。ツールの効果を最大限に発揮するためにもぜひ参考にしてください。
目次
自己分析ツールとは
自己分析ツールとは、自分の強みや価値観を知れる性格診断のこと。
いくつかの質問に答えていく形式で、客観的に自己分析できるのがメリットです。
自己分析は自分一人の力で進めるのはなかなか難しく、上手くいかずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
しかし自己分析ツールを使えば、新たな視点が得られ、効率よく自己分析を進められます。
自己分析ツールは就活の強い味方。客観的かつ効率的に自己分析を進めるためにも必ず利用しましょう。
自己分析ツールで分かること
自己分析ツールは、簡単なものから本格的なものまで様々な種類が存在し、診断結果によって分かることも異なります。
自己分析ツールで分かることは、大きく分けて次の3つです。
- 長所と短所
- 価値観
- 向いている仕事
自己分析ツールと一言でいっても、上記3つが全て分かるものもあれば、どれか1つに特化したものもあります。
自己分析ツールを使うときは、自分が知りたい内容に合ったツールを選ぶようにしましょう。
自己分析ツールを使うべきタイミング
自己分析ツールは思い立ったその日にすぐ使えるのがよいところ。
特に次に当てはまる場合は、ツールを使うのに非常によいタイミングです。
- 自己分析に行き詰まったとき
- 自己分析を一通りやった後
- 自己分析の内容に自信がもてないとき
自己分析ツールは、自分とは異なる視点で強みや価値観を教えてくれます。
そのため、自己分析のヒントやより精度を高めるために使うのがオススメです。
また、自己分析しても「本当に◯◯が自分の強みなのかな…」といまいち自信がもてない場合もあると思います。
そんなときは答え合わせのような感覚でツールを使いましょう。
「自分の分析結果は間違っていなかったんだ!」と自信に繋がり、選考で堂々と振る舞えるようになります。
万が一自分の分析結果と異なっていても、新たな自分を知るきっかけになるためメリットしかありません。
自己分析ツールを使うべきタイミングを意識して、より効果的にツールを使いましょう。
おすすめの自己分析ツールアプリ5選
ここからは、数ある自己分析ツールの中から無料で30分以内にできるもののみ厳選し、オススメのものを5つ紹介していきます。
それぞれの特徴やどんな人にオススメなのかも解説するので、ぜひ自分に合ったツールを見つけてみてください。
自分の強みを知りたいなら「適性診断AnalyzeU+」
引用元:https://offerbox.jp/studentlp8/
「自分の強みを知りたい!」という人には「適性診断AnalyzeU+」がオススメです。
- 所要時間:約30分
- 質問数:251問
適性診断AnalyzeU+は、「社会人基礎力」と「次世代リーダー力」の偏差値が分かる性格診断。
計25項目と様々な項目の中から強みが複数見つかるうえに、周りと比べてどのくらい能力が高いのかグラフにより結果が視覚的に分かりやすいのも魅力的です。
診断を受ける方法は、企業からスカウトが届く逆求人サービスである「Offer Box」に登録するだけ。
基本情報を入力するだけですし、その後プロフィールを充実させれば企業からスカウトが届く可能性もあります。
自己PRの内容に悩んでいる人はぜひ利用してみましょう。
以下のサイトから登録・診断できます。
やりたいことを見つけるなら「キミスカ適性検査」
引用元:https://kimisuka.com/2023/
「将来やりたいことが分からない…」という人には「キミスカ適性検査」がオススメ。
- 所要時間:約20分
- 質問数:150問
キミスカ適性検査は「意欲の傾向」と「価値観の傾向」という項目があり、自分がどんなことにやりがいを感じるのかが分かるのが特徴です。
さらに、自分に向いているのはリーダーシップを必要とする仕事か、それとも丁寧さや注意深さを必要とする仕事か職務適性まで分かります。
検査を受けるためには、逆求人サービスである「キミスカ」の登録後、自己PRや志望業界などの入力とプロフィール写真の登録が必要です。
他の自己分析ツールと比べて事前作業が少し大変ではありますが、多角的に自己分析できる点が支持されています。
時間に余裕があり、自分の価値観やどんな仕事が向いているのか知りたい人はぜひ利用してみましょう。
以下のサイトから登録・診断できます。
向いている業界・職種を知りたいなら「適性診断MATCH plus」
引用元:https://job.mynavi.jp/conts/2022/tab/v_shindan.html?func=PCtop
「自分に向いている業界・職種を具体的に知りたい!」という人には、マイナビの「適性診断MATCH plus」がオススメ。
- 所要時間:約15分
- 質問数:162問
自分に向いている業界や職種がランキング形式で表示されるのが特徴です。
各業界・職種の解説もついているため、業界研究や企業研究にも繋がります。
診断を受けるにはマイナビへ登録するだけ。企業選びの視野を広めたい人はぜひ利用してみましょう。
以下のサイトから登録・診断できます。
時間をかけずに強み・適職を知りたいなら「My analytics」
引用元:https://careerpark.jp/employ/event/2386/
「時間をかけずに強みや適職が知りたい!」という人には、キャリアパークの「My analytics」がオススメです。
- 所要時間:約5分
- 質問数:36問
少ない質問数で自分の強みと適職のどちらも分析できるのが特徴。
回答内容によって12タイプに分けられ、自分の性格について簡潔に知れます。
診断を受けるにはキャリアパークに登録するだけ。
診断結果は他のツールと比較すると簡易的なため、時間をかけずにちょっとしたヒントを得たい人はぜひ利用してみましょう。
以下のサイトから登録・診断できます。
登録不要!ゲーム感覚で楽しくやるなら「キャリタスQUEST」
引用元:https://quest.career-tasu.jp/
「ツールは使いたいけれどサイトへ登録するのが面倒…」という人には「キャリタスQUEST」がオススメ。
- 所要時間:約1分
- 質問数:21問
これまで紹介したツールとは違い、登録不要でできるのが特徴です。
さらに、RPGのゲームに出てくるようなキャラに例えて分析してくれるので楽しく自己分析できます。
所要時間も約1分と、これまで紹介したツールの中で最も簡単です。
登録が面倒な人や、就活の息抜きがしたい人はぜひ利用してみてください。
以下のサイトから診断できます。
自己分析ツールの効果的な使い方
ここまで5つの自己分析ツールを紹介してきました。
さっそく気になったものから利用してかまいませんが、より効果的にツールを使うためには2つのポイントがあります。
ぜひこちらも意識したうえで自己分析ツールを利用しましょう。
適職診断は早めに受けよう
適職診断に特化した自己分析ツールは、なるべく早めに利用しましょう。
適職診断により企業選びの視野が広がっても、「いざエントリーしようと思ったら既に募集終了していた…」となってしまっては意味がありません。
適職診断はインターンシップ前に済ませておくのが理想です。
本当に自分に向いている仕事なのか、インターンシップや企業説明会に参加し実際に確かめることでより自己分析を深められます。
複数のツールを利用しよう
自己分析ツールは、1つだけでなく複数利用しましょう。
なぜなら、ツールはそれぞれ得意分野が異なるからです。
適職診断に特化したツールもあれば、強みを見つけることに特化したツールもあります。
様々なタイプのツールを組み合わせることで、多角的に自己分析を行いましょう。
自己分析ツールを使うときの注意点
自己分析ツールは、自己分析を客観的かつ効率的に進められる就活の強い味方。
ただし、使い方やタイミングに注意しないと効果が正しく発揮されない場合があるので注意が必要です。
次の3点に気をつけてツールを使うようにしましょう。
自力で自己分析してから使おう
自己分析ツールは、必ず自力で自己分析した後に使いましょう。
なぜなら、ツールを使った後に自己分析すると診断結果に引っ張られてしまうからです。
診断結果により「自分の強み・適職はこうだ!」と思い込んでしまうと、それ以外の自分の強みややりたいことを見つけるのが難しくなります。
あくまで自己分析のヒントを得るためとしてツールを使いましょう。
ポジティブな状態の自分を思い浮かべて回答しよう
自己分析ツールを使うときは、ポジティブな状態の自分を思い浮かべて質問に回答しましょう。
人間誰しも気持ちの浮き沈みはあります。元気なときもあれば、落ち込むときもあるでしょう。
しかし、そのように感情の起伏がある中で診断を受けてしまうと、一貫性がなくなり正しい診断結果が得られません。
また、ネガティブな状態では強みや価値観を引き出すのも難しくなります。
そのため「今の自分の状態」で答えるのではなく「ポジティブな状態」を思い浮かべて答えましょう。
部活動やアルバイトなど、目標に向かって頑張っているときの自分を思い浮かべて回答するのがオススメです。
ツールを使っただけで満足しない
自己分析ツールを使っただけで満足したり、結果を鵜呑みにしたりしないようにしましょう。
ツールはあくまで自己分析のヒント。ツールを使っただけで自己分析が完了するわけではありませんし、その結果が全て正しいとも限りません。
ツールを使った後に行動することではじめて自己分析が深まります。
次の章で解説する「分析後に行うアクションプラン」を参考に、自己分析の精度を高めていきましょう。
分析後に行うアクションプラン
自己分析ツールを使っただけで満足してはいけません。
ツールはあくまで自己分析を深めるためのヒントやきっかけ。これから紹介するアクションプランを実行することで最大限の効果を発揮します。
ツールを使った後は、必ず次の3点を行うようにしましょう。
今までの自己分析の内容と比較する
診断結果が出たら、次の2点に着目して今までの自己分析の内容と比較しましょう。
- 新たな発見はあったか
- 納得のいかない部分はあるか
今まで自分では気付けなかった強みが見つかった場合は、それを裏付けるエピソードがないか過去を振り返ってみましょう。
逆に納得のいかない部分があれば、そう思わない理由や根拠は何か考えてみるのがオススメです。
診断結果をそのまま信じるのではなく、それに関連するエピソードまで掘り下げることで自己分析が深まります。
向いている業界・職種について調べる
適職診断によって向いているといわれた業界や職種は、興味の有無に関わらず一通り調べてみましょう。
「自分には向いていない」・「自分のやりたいことと違う」と最初から切り捨てるのは非常にもったいないことです。
ツールをきっかけに、企業選びの視野を広げましょう。
最初は全く興味のなかった業界や職種が、最終的には一番志望度が高くなったというケースもよくあります。
インターネット上で調べるだけでなく、インターンシップや企業説明会にも参加し、自分と合っているか実際に確かめてみましょう。
自己分析ノートに分析結果をまとめよう
自己分析ツールを使ったら、その結果を自己分析ノートにまとめましょう。
オススメのまとめ方は次の通りです。
- 結果を印刷して貼る(または重要なポイントだけ書き写す)
- 新たな気づきやそれに関連するエピソードを書き込む
新たな気づきやエピソードを自己分析ノートへ書き込み、定期的にノートを振り返ることで自己分析の精度を高めていきましょう。
ちなみに、自己分析ノートの作り方はこちらの記事で紹介しています。ぜひ合わせて読んでみてください。
【自己分析ノートの書き方・作り方を解説】なぜ自己分析をするならノートにするのか?書いた後の活用方法まで具体例とともに紹介
まとめ
自己分析ツールは、自分の強みや適職について客観的に知れる非常に便利なツール。
自己分析に行き詰まったときや、自信がもてないときに使うのがオススメです。
また、早めに使うことで企業選びの視野を広げられますし、複数を組み合わせることで多角的に自己分析を深められます。
ただし、診断結果を鵜呑みにしたり、ツールを使っただけで満足してはいけません。
ツールを使用した後に過去の自己分析の内容と比較して、さらに考えを深めることが最も重要です。
また自力で自己分析する前に使ってしまうと、自己分析の視野を狭めてしまうので注意しましょう。
ちなみに、自己分析がなぜ必要なのか目的やメリットが分からないという人は、ぜひこちらの記事も合わせて読んでみてください。
【就活における自己分析の目的とは】なぜ就活の1番始めに自己分析をするべきのか?始める時期や自己分析のメリットまで解説!
自己分析の目的をしっかり理解したうえでツールを使い、正しく効果的な自己分析を行いましょう。
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