はじめに
大学の入学から1年が経過して大学生活も慣れてくると、自身の進路をどうしようか悩む学生も増えてきます。
しかし、2年生の内からできる就職活動の準備として何をすれば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、2年生からできる就職活動の準備としてインターンシップに参加することのメリットからインターン先の探し方まで解説します。
2年生から積極的に準備を始めることで他の学生に差をつけることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
2年生からでもインターンに参加できる?
インターンシップの参加者の多くは大学3年または大学院1年の就職活動を目前に控えた学生です。
それでは2年生からインターンに参加することはできないかというと、そんなことはありません。
2年生でも受け入れてくれるインターン先もありますので、積極的に参加してみることをおすすめします。
2年生からインターンに参加している学生は多くありません。
早くから就職活動を意識した行動をとることで、他の学生と差をつけるチャンスです。
インターンに2年生から参加すべき3つの理由
インターンの参加者は就職活動を控えた大学3年生がメインですが、可能であれば2年生から参加するべきです。
「3年生になってから就職活動を始めれば良いや」と考えている学生も多いですが、2年生から参加することで他の学生と差をつけてしまいましょう。
ここでは、インターンに2年生から参加すべき理由を3つに分けて解説します。
早い段階で業界や企業とのミスマッチを回避できる
2年生からインターンに参加するべき理由のひとつは、業界・企業とのミスマッチを早い段階で回避できるからです。
2年生から活動を始めることで、より多くの企業インターンに参加できるので業界・企業を比較検討することができます。
3年生からインターンに参加した場合、自分の思い描いていたイメージと違ったときに別の業界・企業を探すのは非常に大変です。
志望する業界・企業に悩んでいる場合は、2年生の内に複数のインターンに参加して自分の適性にあった企業を探してみることをおすすめします。
学生・社会人と人脈を築ける
インターンの内容は参加先の企業によってさまざまです。
学生同士でグループワークを行うインターンもあれば、実際に業務の一部を担当して働くようなインターンもあります。
いずれの内容であっても参加している他の学生や企業で働く社員と人脈を築くチャンスです。
インターンで知り合った学生とは他の企業に関する情報を交換できますし、社員には就職活動を始めた時期の会社内の状況を聞くことができます。
こういった人脈を築くことができるのも、2年生からインターンに参加すべき理由のひとつです。
就職活動を有利に進められる
2年生からインターンに参加することで就職活動を有利に進めることができるのも大きな理由のひとつです。
たとえ内定に直結しないインターンであったとしても、ビジネスマナーや実務の感覚を早い段階で身に付けることができます。
業界や企業の雰囲気を知り、働く姿をイメージした状態で就職活動に臨めるので他の学生の一歩先を行くことができるでしょう。
また、2年生からインターンに参加していたというのも本選考のときにアピールできるポイントになります。
2年生から参加できるインターンの種類
2年生から参加できるインターンにはいくつか種類があります。自分に合ったインターンに参加することで有意義な時間を過ごせるでしょう。
ここではインターンの種類とそれぞれでどのような内容のインターンを行っているのかを解説します。
短期インターン
短期インターンとは概ね1か月未満で実施されるインターンシップを指します。
企業によっては1日で終わる場合もありますが、一般的には1~2週間前後のインターンである場合が多いです。
1日で終わる短期インターンの内容として大体が業界や企業に関する説明会や社内見学であるでしょう。
1~2週間前後のインターンではグループワーク等を通して企業の雰囲気を知ることができます。
また、短期インターンでは給与が発生しない場合がほとんどです。
長期インターン
多くの企業では3か月以上のインターンを長期インターンと定義しています。
長期インターンの内容として、実際に業務の一部を担当して実務経験を積めることが多いです。
実務レベルのスキルを身に付けられ、実際に働くこともイメージしやすくなるでしょう。
実際の業務を担うので責任を伴いますが、責任感が強い人には有意義なインターンになります。
有給であることが多く、アルバイトよりも時給相場は高いです。
2年生からインターンに参加するメリット
2年生からインターンに参加することには大きなメリットがあります。
インターンには短期・長期と種類がありますが、いずれも2年生から参加することで就職活動を有利に進められるでしょう。
ここでは短期インターンと長期インターンそれぞれについて、2年生から参加することのメリットを解説します。
短期インターンに参加するメリット
短期インターンに参加するメリットは、業界・企業の雰囲気を比較的手軽に感じることができることです。
1日だけの見学・説明会のようなインターンであっても、分からないことを質問できるので企業のHP上では知り得ない仕事の内容を知ることができます。
他の学生よりも早い時期に志望の業界へのイメージを固めて、迷うことなく就職活動に臨むことができるでしょう。
また、数日から数週間の期間を設けているインターンであれば、他の学生や社員と人脈を築くことが可能です。
就職活動が本格化すると情報収集も重要になってきますので、2年生の内から情報交換をできる人脈を築けるのは大きなメリットになります。
長期インターンに参加するメリット
長期インターンでは実際に企業が行っている業務の一部を担当する等、より密度の濃い職業体験を積むことができます。
責任は伴いますが、実務レベルのスキル・経験を身に付けられる貴重な機会です。
実務経験を通して自分が就職活動までに身に付けるべき能力や課題も見えてくるでしょう。
そのため就職活動の準備を2年生という早い段階から効率的に進められる点も大きなメリットです。
また、短期のインターンだけでは分からないような業界・企業の内情を知ることができます。
実際に業界内の取引先とはどのようなやり取りを行っているのか等を知れば、働き始めてからのイメージをより鮮明にすることができるでしょう。
なお、長期インターンは2年生と比較して3年生からの方が参加のハードルが高くなります。
複数社の長期インターンに参加することは困難でしょう。
2年生であれば複数の長期インターンに参加することも可能です。
長期インターンの経験を複数積めるというのは2年生からインターンに参加する大きなメリットになります。
ちなみに長期インターンでは給与が出ることがほとんどです。
アルバイトよりも時給相場が高いので効率よく収入を得ることもできます。
2年生からインターンに参加する場合の注意点
2年生からインターンに参加することの意義は多くありますが、いくつか注意すべき点もあります。
何も考えずにインターンに飛び込んでしまうと貴重な学生生活の時間をいたずらに浪費してしまいかねません。
ここでは、2年生からインターンに参加するにあたって注意しておくべきポイントを解説します。
事前に確認して計画的にインターンに参加するようにしてみてください。
学業やサークル活動との両立を図る
大学2年生にとって最も優先すべきことは学業です。
インターンに早い時期から参加してビジネスマナーやスキルを身に付けても、履修単位を落としてしまっては就職活動に悪影響を及ぼしかねません。
まずは学業に支障が出ないようにスケジュールを調整できるかを確認してからインターンに応募してみましょう。
また、サークル活動も学生にとっては貴重な時間です。
社会人になってから同世代だけの組織で活動する機会は多くありません。
サークル活動を通して就職活動時に話せるエピソードも得られるでしょう。
バランスの良い学生生活になるように意識してインターンへの参加を検討してみてください。
参加の目的を明確しないと時間の無駄
インターンには目的意識を持って参加しましょう。
インターンに参加することで何を学びたいかを明確にして参加しないと、インターンでの経験を就職活動に活かすことはできません。
インターン中に与えられた作業をこなすだけでは時間を無駄にしているのと同じです。
インターンで何を学びたいのか、今後にインターンの経験をどう活かしたいのかをよく考えてください。
しっかりと自分の中でテーマを定めて能動的にインターンに参加するようにしましょう。
2年生でも参加できるインターン先の探し方
2年生時にインターンに参加しようと思ったときに「どうやってインターン先を探せばいいのだろう」と疑問に思う学生も多くいるでしょう。
ここでは2年生からでも参加できるインターン先の探し方を解説します。
どうやってインターン先の情報を集めたら良いのか悩んでいる学生は参考にしてみてください。
大学のキャリアセンターを利用する
大学のキャリアセンターには就職活動に役立つあらゆる情報が集まっています。
大学のキャリアセンター職員に相談してみることでインターンを実施している企業の情報を教えてもらえるでしょう。
また、キャリアコンサルタントの資格を持つカウンセラーがいる場合は自分に合ったインターン先を提案してもらえるかもしれません。
同じ学部からの進路状況と照らして相談に乗ってもらえるので、大学で専攻していることを活かせる就職先を考えている学生にもおすすめです。
先輩や友人から紹介してもらう
インターン先を探すには先輩や友人に紹介してもらうという方法も良いでしょう。
特にすでに就職活動を始めている先輩であれば、インターンを実施している企業の情報を得られやすいです。
また、インターンに参加した経験のある先輩であれば実体験に基づいてアドバイスをしてもらえるかもしれません。
比較的近い目線に立って進路の相談に乗ってもらえるので、先輩や友人に情報を共有してもらうことも検討してみてください。
就活情報サイトを活用する
インターン先を探すには就活情報サイトを活用するという方法も効果的です。
採用を積極的に行っている企業の多くは、インターネット上で就活生・インターン生を募っています。
就活情報サイトであれば、検索条件を設定することで2年生の参加が可能なインターン先のみの情報を収集することも可能です。
とにかく多くの選択肢から選びたいという場合には、就活情報サイトも活用してみると良いでしょう。
気になる企業に直接問い合わせてみる
志望している企業が絞れていて、インターン生の募集をしているか不明な場合は直接問い合わせしてみるのもひとつの方法です。
ただし、インターンを募集しているか否かの情報はしっかり調べたうえで問い合わせを行いましょう。
企業HPの「よくある質問」ページにインターン実施の有無を掲載している企業も多いです。
よく調べずに直接問い合わせしてしまうと「リサーチ能力がない」と判断されてしまいかねません。
事前に問い合わせ先企業の情報を調べておくようにしましょう。
インターン先の決め方
2年生からでも参加できるインターンシップの情報が集まったら応募先を選定しましょう。
インターンの中で学べることは企業によってさまざまです。
インターンに参加する目的を果たせない企業に応募してしまうと、インターンの時間を有意義に過ごせません。
自分に合ったインターン先を選んで後悔のないようにしましょう。
志望する業界や企業が決まっている場合
志望する業界や企業が決まっている場合は、実務レベルの職業体験をできるインターンを検討してみましょう。
実務体験を含むインターンとなると長期のインターンが多くなりますが、志望先の業界・企業で働くにあたってのスキルを習得できます。
実務レベルの経験があることを今後の就職活動でアピールできるので、より志望している業界・企業で働ける可能性を高められるでしょう。
志望する業界や企業で悩んでいる場合
志望する業界や企業を決めきれていない場合は、短期のインターンに複数参加してみると良いでしょう。
短期間とはいえ実際の仕事の現場を自分の目で見て、そこで働く人とコミュニケーションが取れるのは貴重な機会です。
業界や企業の雰囲気を肌で感じることができるので、志望先を考えるうえで大きな判断材料になります。
2年生からの参加であれば悩む時間の余裕もあるので積極的に短期インターンに参加してみることも選択肢に入れてみましょう。
まとめ
この記事では、インターンに2年生から参加すべき理由やインターン先の探し方を解説しました。
インターンというと3年生になってから参加するイメージがあるかもしれません。
しかし、2年生から参加することで就職活動を有利に進めることが可能です。
特に2年生であれば3年生よりも多くのインターンに参加でき、迷うことなく就職活動の準備をする時間を確保することができます。
学生生活にもある程度慣れてきたという学生は、ぜひ参考にしてみてください。
また、当サイトではインターンに参加する意義を解説した記事や実際の体験を基にした記事も掲載しています。
今後の就職活動を見通すにも役立ちますので、ぜひご覧になってみてください。
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