はじめに
学生の中には就活をしたくないという人は少なからずいます。
ただ、就職しなかった後の将来の不安から行動に移せない人が多いのも現状です。
昨今では働き方に変革が訪れているため、昔よりも就職しないことに対して寛容になってきています。
無理に就職をしてもその人にとって幸せでない可能性もあるでしょう。
そこで本記事では就活をしたくなくなる理由や対処法・やる気の上げ方から就職しない生き方まで幅広く紹介していきます。
目次
就活をしたくない学生の実情
就活をしたくないと考える学生は実際に少なくありません。
デジタル化が進んだ現代、インターネットを用いて個人で稼ぐ人も増えてきています。
それに比例して企業に就職する以外の選択肢も増えているのです。
この背景の他に様々な要因が重なって昨今では就活をしたくないと考える学生が増加傾向にあります。
ただ理由によっては視点や考え方を変えてみるだけで就活への意欲を取り戻す場合もあるでしょう。
また働き方改革によって働き方の多様化が進んでいるため、世間も寛容になっているように見受けられるのです。
就活をしたくないと考えている学生は、本当にしたくないのか・しない場合はどう生きていくのか考えてみてください。
就活をしたくないと考えられる理由
こちらでは就活をしたくないと考える主な理由について紹介していきます。
就活への苦手意識があるから
就活への苦手意識があることは就活をしたくない理由の1つです。
人前で話すことや、面接のようなプレッシャーが激しい状態での受け答えが苦手な人などが苦手意識を持ちやすくなります。
何度も練習を繰り返すなどの対策をしていたとしても、いざ本番を迎えるとやはり緊張してしまう場面も多いでしょう。
苦手意識が高く失敗したらどうしようと考えたり実際に失敗したことでトラウマになったりするために、就活から離れてしまう場合があります。
特にやりたいこともないから
特にやりたいこともないから就活をしたくないと考えることも理由の1つです。
夢や目標がなくバイトだけでも生きていけると考える学生に多い傾向にあります。
やりたいこともなくて現状に満足しているため就活する必要性が見出せなくなってるのです。
正社員に魅力を感じない
正社員という立場に魅力を感じないことも就活をしたくない理由の1つです。
正社員の多くは固定給となるでしょう。
歩合制などの働いた分だけお金を貰うわけではないため、様々な責任や重圧がかかるイメージを持たれます。
バイトやフリーランスでも責任感は必要ですが、正社員の場合は会社の代表としての側面も持つため責任が強いと思われがちです。
そのため正社員という立場に魅力を感じづらくなっていると考えられます。
単純に働きたくない
そもそも働きたくないと考えていることも理由の1つです。
特に大学生の時期は人生の中でも自由に行動ができる時期でもあるでしょう。
その自由を就職とともに手放すと思うと億劫になる人も少なくありません。
ただ働きたくないと思っていても金銭面の問題で嫌でも働かざるを得ない場合があるため考え方を変える必要があるのです。
単純に働きたくない場合は自分が本当にやりたい仕事に出会えていない可能性があるため自分に合った働き方などを探すと良いでしょう。
社会に出るのが怖い
社会に出るのが怖いと感じて就活をしたくないという人もいます。
これは就職してからのビジョンが浮かばずにどうなるか分からないという不安からくる場合が多いです。
また就活の過程で失敗などをして怖くなることもあるでしょう。
自分は就職できないと思い込んでいる
自分は就職できないと思い込んでいることも理由の1つです。
就活で何十社も落とされてしまい自己肯定感が下がって、自分は就職できないんだとあきらめてしまう学生に多い理由となります。
結果が伴えばやる気は出やすいですが一向に結果が出ないと先が見えなくて心が折れてしまうのでしょう。
就職をしなかった場合に考えられるデメリット
こちらでは就職をしなかった場合に考えられるデメリットについて紹介していきます。
デメリットを理解して就職をするかを決める参考にしましょう。
社会的信用が得られにく
社会的信用が得られにくいことはデメリットの1つです。
働き方の多様化でいくらか寛容になったとは言え、就職しなかった場合に社会的信用を得るのは正社員と比較して難しくなります。
フリーランスの場合は実績を積んでいけば信用も得られますが、フリーターや完全に無職の場合は得られにくいです。
収入が安定しにくい
固定給の正社員と違って就職しなかった場合の収入が安定しにくいこともデメリットの1つです。
無職の場合はまず収入が得られませんし、フリーターの場合は正社員と比較しても収入は低くなります。
フリーランスとして独立する場合も完全出来高の歩合制となるため収入が安定しにくくなるのです。
ただ収入は安定しないですが、軌道に乗れば会社員よりも稼げる可能性はあるでしょう。
フリーランスを目指す場合は努力と継続が必要になります。
銀行からの融資を受けにくくなる
収入が安定しづらいことの弊害として銀行からの融資を受けにくくなることがあげられます。
主にローンなどが身近なものになるでしょう。
将来的に大きな買い物を予定している場合、安定している職でない限りはローン審査が通りにくいです。
銀行からお金を借り入れる機会がないと考えていても、もし将来必要になった時に苦労するでしょう。
融資を受けにくくなるということは、様々な行動に制限がでてしまうとも考えられます。
就活をしない場合の対処法
こちらでは就活をしない場合の対処法について紹介していきます。
大学院への進学
大学院への進学をすることで就活を行わない方法があります。
社会人になるまでのスパンが2年増えるため、それまでに将来設計をして就活をするかどうかの見極めを行うことができるのです。
ただ就活する場合に大学院進学の理由を高い確率で聞かれるので、それに向けて準備はしておきましょう。
留学
就活を行わない場合は留学も選択肢の1つになります。
留学を行うと様々な価値観に触れることができるでしょう。
それにより、就活や働くことに対する考え方に変化があるかもしれません。
留学経験はグローバル化が進む多くの企業で重宝されるものです。
自身のステップアップやより良い企業を目指す場合にもおすすめでしょう。
就活を先延ばしにして留年する
就活を先延ばしにするために留年するということも選択肢の1つです。
留年することで新卒として就活できることがメリットですが、留年理由についてほぼ確実にその後の就活で聞かれる可能性があります。
そのためこの方法を使う場合はその後のメリットデメリットをしっかりと考えることが必要です。
スキルや資格取得の勉強をする
スキルや資格取得の勉強をすることは就活をしない場合の対策の1つです。
大学を卒業すれば新卒として入社することができなくなるでしょう。
そのため、もし後に就活するとなった際に役立つ資格やスキルをもつと良いとされます。
既卒扱いでの就活ではスキルや資格を重視されることが多いです。
就活をしない選択をした場合には資格やスキル取得の勉強をすることがおすすめでしょう。
就職をしない場合の生き方
こちらでは就職をしない場合の生き方について紹介していきます。
フリーランス
フリーランスとして仕事をしていくことは就職をしない場合の生き方の1つです。
企業に所属しないフリーランスの働き方はデジタル化がされてきた昨今において注目されている働き方になります。
フリーランスで働く場合、クラウドソーシングサービスなどを利用して個人で案件を探す必要があるのです。
そのためフリーランスを目指す場合はある程度のスキルが求められます。
フリーランスは案件や持っているスキル次第で会社員よりも稼げる可能性があるため魅力的な選択肢といえるでしょう。
公務員を目指す
公務員を目指すことも就職をしない場合の生き方の1つです。
公務員は一般企業の就活と違って公務員試験と面接対策のみとなります。
就活に関する様々なイベントと関係なく目指すことも可能でしょう。
難易度は高いですが就活で企業をめぐる必要もないため対策も練りやすいのです。
また公務員試験は既卒でも新卒と変わらない評価基準の場合が多いため、就職を辞めた後でも目指しやすくなります。
起業する
起業することも就職をしない場合の生き方の1つです。
起業のため誰かのもとで働くということもなく自分自身で決めて動くことができます。
また、就活も必要ありませんが確定申告などの手続きや会社運営など大変なことは多いです。
働きたいけれど誰かの下につくのが苦手という場合は、選択肢として起業することを入れてもよいでしょう。
無職になる
就職をしない場合の生き方として無職になることも1つです。
ただ完全に収入はなく、親に頼ることになるためずっと続けることは困難といえるでしょう。
無職期間は自分の時間がフルに使えるため趣味を極めるなどをしていけば動画配信などで稼ぐことができる可能性もあります。
ただ基本的にそのような方法で成功するのはごく一部でしょう。
無職期間を利用して自分を見つめ直し、次のステップを模索することがおすすめです。
就活へのやる気を上げる方法
こちらでは就活へのやる気を上げる方法について紹介していきます。
自己分析
就活へのやる気を上げる方法としてしっかりと自己分析を行うことは有効な方法の1つです。
自己分析では自身がどれだけの力を持っていてどんな夢や目標があるのかを見つめ直すことができます。
これによって自分がやりたいことを明確にすることで就活への意欲を高めることにつながるでしょう。
業界研究
業界研究も就活へのやる気を上げる方法の1つです。
業界研究を行うことでその業界で働くことの楽しさややりがいを自分なりに認識できます。
そのため、その業界で働きたいという気持ちを得られる可能性があるでしょう。
業界について学ぶことで自然と面接対策されていくため就活への苦手意識の払拭も可能です。
就職はしたいけど就活したくないという人は一度興味がある業界について調べてみることをおすすめします。
就職しなかった自分の10年後を想像する
就職をしなかった自分の10年後を想像することもやる気を取り戻す方法の1つでしょう。
働かない状態で10年後もそのままでいられるのかしっかりと自分自身を見つめ直すことで就活へのやる気回復につながります。
働かない自分自身の将来設計をしっかりと見直すことで、より良い将来のために就活へのやる気を高めることができるのです。
先輩と話してみる
就活を経験した先輩と話してみることもやる気を上げる方法の1つです。
先輩の経験談から働くことへのやりがいや楽しさを見出して、自分自身を見つめ直す手助けになる可能性があります。
就活の際、1人で抱え込んでしまう学生も多いです。
困ったときに相談できる相手がいるだけでもやる気アップのきっかけになるでしょう。
就活をしない場合に勉強しておくと良いスキル
最後に就活をしない場合に勉強しておくと良いスキルについて紹介していきます。
プログラミングスキル
プログラミングスキルは昨今のデジタル化で仕事の需要が高まっているスキルの1つです。
そのためフリーランスとして働く場合にプログラミング案件を獲得することにつながるでしょう。
フリーランスのプログラミング案件は仕様言語によっては案件の単価が高く設定されている場合が多いためおすすめです。
プログラミングは専用のエージェントサイトやクラウドソーシングサイトもあるため技術力さえあれば様々な案件を受注できます。
ライティングスキル
ライティングスキルは数あるフリーランス案件の中でも執筆系案件で活用され、勉強しておくと良いスキルの1つです。
執筆系案件はレベルに合わせてとても多くの件数を誇ります。
副業としても人気であるためライティングスキルがあれば稼ぐことも可能です。
実績や実力を上げていくと企業案件などで継続収入を得られる可能性もあるので始めやすいでしょう。
動画制作スキル
動画制作スキルは昨今の時代の流れに即した勉強しておくと良いスキルの1つです。
昨今ではYouTubeなど動画配信を行うサービスの人気が高く、多くの個人や企業が動画を制作して配信しています。
フリーランス案件としても動画制作委託の業務が多く出ており、就職しない代わりに動画配信でお金を稼ぐことも可能です。
まとめ
本記事では就活をしたくない学生の理由やその対処法などについて紹介してきました。
就活をしていると不意に辞めたくなったり、元々就職への意欲が低かったりする学生は少なくありません。
また就職以外の選択肢が増えてきた影響もあり、現在就活に対するモチベーションは減少傾向にあるのです。
ただ、就活をしないという選択は今後の人生においてとても大きいものとなります。
就職したくないという気持ちを実行に移すかどうかは様々な観点で将来設計を明確にして決断しましょう。
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