はじめに

インターン,感想

インターンシップの後に感想文の提出を求められて困ったことはありませんか?

学んだことはたくさんあったはずだけど、どう書いて良いか・どんなことを書くべきか分からない方も多いでしょう。

この記事ではインターンで使える感想文の書き方を紹介します。

企業が提出を求める理由や人事の印象に残る内容等感想文を書く上での疑問に答える内容です。

インターン感想文をこれから書く方・今後インターンに参加する方はぜひ読んでみてください。

インターンシップ後に感想を求められる?

インターン,感想

インターンシップ後に感想を求められるかどうかや感想を書くタイミングについて紹介します。

どのくらいの企業が感想を求める?

インターンシップを開催する企業の大半がインターンシップ終了後に学生に感想を書くことを求めます

企業としても学生の学びを確認したいですし、インターンシップの内容が適切だったのか確認したいためです。

学生自身も感想を書くことでインターン中の印象的な出来事を思い出してその際の考えをまとめるきっかけにもなります。

感想を書くタイミング

感想を書くタイミングには主に以下の2つがあります。

  • インターン最終日にその場で
  • 後日メールで

インターン最終日にその場で

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現地で開催されるインターンでよくあるのが現地で最終日に紙を配布されて感想を書くパターンです。

終了直後に書けるので記憶が鮮明な状態で書けますし、使用した資料が手元にあるのでそれを見ながら思い出して書くこともできます。

後日メールで

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後日メールで送るように指示する企業もあるようです。

インターン終了から提出までに少し時間をおくことでインターンで得た学びをどのように学業に活かしているか等も書くことができます。

自分のペースでじっくり内容を練って書くこともできるのが良い点です。

企業側としてもメール等で出してもらえると後々資料としてまとめるのが楽だという理由もあるかも知れません。

企業が学生にインターンの感想を求める理由

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企業が学生にインターンの感想を求めるのには以下の3つの理由があると考えられます。

  • 参加した学生がどんな学びを得たか知るため
  • 選考の際の情報にするため
  • 次年度のプログラムの内容に活かすため

参加した学生がどんな学びを得たか知るため

インターンを開催する企業もインターン中は担当社員の時間と労力を払っていますのでその成果があったのか知りたいと思っています。

特に学生がインターンを通じてどんなことを学んだのかを知りたいと考えているようです。

そのため感想文には必ずインターンで得られた学びについて書くようにしましょう。

また学生の感想を聞くことで企業側も自社の強みを再確認したり、客観的な視点での自社の評価を知ることができます。

さらには担当した社員が学生から高評価を受けていると社員の思わぬ長所を発見するきっかけにもなるのです。

このように学生の感想は企業にとっても今後に活かせる大事な情報となります。

選考の際の情報にするため

自社に興味があってインターンに来てくれた学生を採用したいと考えている企業は多いです。

そのためインターンの感想文を選考の際の情報にすることもあります。

注目する点は、文章構成が分かりやすいか・インターンでの学びから今後の成長が期待できるか等です。

選考の際、インターンに参加していた学生は企業担当者と初対面ではありません。

それがプラスとなるかマイナスとなるかはインターンの際の仕事の仕方や感想文の内容で変わってきます。

「あのインターンの学生が面接に来てくれた!」と企業に喜んでもらえるように好印象な感想文を書きましょう。

次年度のプログラムの内容に活かすため

多くの企業では毎年採用活動をしています。

その年のインターンが終わったらまた翌年のインターンの募集を始めなければいけません。

企業側の思いとしても年々インターンの内容に改善を加えていきたいものでその際に学生からの感想がとても役立ちます。

良かった点やこんなことも学びたい等の要望も企業側は歓迎するでしょう。

インターン内容に対する批判は避けた方が良いですがポジティブな感想や提案を素直に書くと良いです。

インターンの感想は選考に影響する?

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インターンの感想は選考に影響するのでしょうか?答えとしてはある程度影響すると言えます。

例えば採用担当者の記憶に残るような良い内容をインターンの感想に書いていた学生のことは採用担当者も覚えているものです。

そういった場合は選考でプラスの影響が働くと考えられます。

ただインターンから選考までは少し期間が空くこともありインターンの頃から学生の印象が少し変わっていることも多いです。

そのため選考の際はあくまで参考資料程度にインターンの感想文は利用されます。

それよりも、面接ではインターンでの学びをどう活かして過ごしたか等インターン後のことを問われる場合が多いようです。

インターン当時よりも成長した姿を担当者に見せられるようにインターンの学びを時々思い出してみましょう。

人事の印象に残る内容にするために書くべきこと3つ

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インターンの感想文には何を書いたら良いでしょう?

ここではより人事の印象に残る内容にするために感想文に最低限書くべき3つのことを紹介します。

  • 企業へのお礼の言葉
  • インターン中に学んだことや苦労したこと・難しかったこと
  • インターンの経験を今後どう活かしていきたいか

企業へのお礼の言葉

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まず感想文の冒頭には企業へのお礼の言葉を必ず書きましょう。

感想文と言われるとつい1文目から感想で入ってしまいがちですがまずはお世話になったインターン先の皆さんに感謝の気持ちを示します。

インターン中に学んだことや苦労したこと・難しかったこと

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インターン中に学んだことや苦労したこと・難しかったことも書いてみましょう。

感想文を読む企業担当者が最も知りたいのは学生がインターンを通じてどんなことを学んだかです。

インターンで何も学べなかったということはまずないでしょうが、逆に学びが多すぎることはあるでしょう。

たくさんのエピソードに触れて感想を書きたくなるかも知れませんが、なるべくシンプルに1~2つのエピソードに留めると良いです。

あまりにも長文になると読む方も大変ですし文章が長かったという印象だけ残ってしまいます。

最も印象に残ったエピソードについて深掘りする内容にしましょう。

インターンの経験を今後どう活かしていきたいか

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上記のインターンで学んだことを書いた後には、インターンの経験を今後どう活かしていくかに触れましょう。

就職活動や学校生活・その先の社会人生活に関係する内容で書くことができるとベストです。

感想文を読む企業側からも選考で成長したあなたとまた会いたいと思ってもらえるでしょう。

インターンの感想文のNG例は?

インターン,感想

反対に書かない方が良い感想文の内容はどのようなものでしょう?

感想文のNG例を2つ挙げて紹介します。

  • 当たり障りのない内容に終始するもの
  • 逆に批判もNG

当たり障りのない内容に終始するもの

当たり障りのない内容に終始する感想文は読む側にもインターンで学んだ内容が伝わりにくいので良くありません。

とりあえずインターン先の企業を褒め称えるような内容も印象は悪いです。

誰にでも書けるような内容だけを書くのではなく、自分が経験した具体的なエピソードを1つ盛り込んでみましょう

そのエピソードからどんな学びがあったか今後に活かせそうか等を考えていくとより具体性のある感想文が書けます。

インターン中は些細なことでもメモを取るように心がけインターン後に思い出せるようにしておきましょう。

逆に批判もNG

企業の批判を感想文に書くのも避けましょう。

企業側も時間と労力を払ってインターンを開催しています。

人が行っている以上何かしらの不手際等があるかも知れませんがそれをわざわざ感想文に書くのは非常に印象が悪いです。

もし選考面接に参加するなら初めからマイナスイメージを抱かれることになります。

さらには在籍する大学自体のイメージも悪くなる可能性もあるので気をつけましょう。

今後の開催方法について提案をする際にも、あくまで今回の開催方法を否定せずに前向きな印象の書き方を心がけると良いです。

インターン感想文の基本的な構成

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インターンの感想文は以下のような構成で書いてみましょう。

  1. インターンのお礼と参加した動機
  2. インターンで得た学びの中で特に印象に残ったこと
  3. インターンで学んだことを今後どのように活かしていくか
  4. 再度インターンのお礼

感想文の初めにはインターンのお礼と参加した理由を書きましょう。

何を学びたくて参加したのか、インターンのエントリーシートや面接時の答えを思い出して書くと良いです。

次にインターン中に得た学びの中で印象に残ったことを書きます。

インターン参加の目的を果たせたか等を書いても良いです。

学んだことを具体的なエピソードを盛り込んで書くと企業担当者の印象に残る感想文になります。

最後にインターンでの学びを今後どう活かしていくかを書きましょう。

インターンで多くのことを学んだ後は、その後の学校生活や就職活動に前向きな気持ちになっている場合が多いのではないでしょうか。

その気持ちを素直に表現すると良いでしょう。最後にもう1度お礼を書いて完成です。

インターン感想文の例

インターン,感想

ここではインターン感想文の具体例を紹介します。

1Dayインターンシップ等でよくある現場見学系インターンと複数日に渡る仕事体験系インターンの2種類に分けて見ていきましょう。

現場見学系のインターンの感想例

1Dayインターン等の現場見学中心のインターンシップに参加した際の感想例を紹介します。

この度はインターンシップに参加させていただきありがとうございました。以前から製造業界に関心があり大規模なものづくりの現場を見たいと考えていた私にとって非常に学びの多い1日でした。

特に驚いたのは貴社の製造設備に数多く施された安全のための仕組みです。温度や圧力・重量などを正確に把握できるセンサーが多数備わっており異常があれば運転が止まる仕組みになっていました。大規模な設備だからこそいつもと少し状況が異なるだけで大事故に繋がる可能性があり、それを防ぐための工夫が現場には多数あるのだと知りました。さらには設備の仕組みに頼るだけでなく真剣な表情で設備を運転する社員の方々からは、ものづくりに対する熱意や責任を感じ製造業界にますます興味が沸きました。

大学の実験では多少失敗をしても小さなトラブルで済みますがものづくりの仕事をするためには安全に対する意識をより高めなければいけないと感じました。今後の大学生活では、この実験を大規模に行おうとと思うとどんな点に気をつけると良いか、量が増えると何が難しいか等を考えながら取り組みたいと思います。

本日はありがとうございました。

仕事体験系のインターンの感想例

複数日に渡る仕事体験系のインターンシップに参加した際の感想例を紹介します。

この度はインターンシップに参加させていただきありがとうございました。以前から製造業界での開発職に関心があり、実際の仕事内容を体験してみたい・大学との違いを知りたいと考えていた私にとって非常に充実した5日間でした。

開発職の仕事を体験した中で最も印象に残っている点は、課題を解決するために社員さんやインターン生と相談・協力して仕事を進めたことです。常に「なぜ」を考えて周囲の人と意見を出し合っていくことで解決策が多数生まれました。その過程で試す内容が具体化されていくことに非常に面白さを感じました。普段大学では自分のテーマは自分と教授だけで話すことが多いですが企業では周囲の方の意見を多数取り入れることでスピーディーに仕事を進めており、大学と企業の違いも実感することができました。

今後周囲の学生の発表等を聞く際には自分の知識でアドバイスができないか、自分のテーマに活かせる共通点があるかを意識したいと思います。将来は自分の得意分野を活かして互いに協力して何かを作り上げていく仕事ができる社員になれるように頑張ります。

5日間大変お世話になりました。ありがとうございました。

まとめ

インターン,感想

この記事ではインターンシップ後の感想文の書き方を紹介しました。

企業が感想文を求める理由や書くべきでない内容を知った上で感想を書いてみましょう。

文章の構成に不安がある場合は例文も参考にしてみてください。

インターンでたくさんの学びを得た後は好印象な感想文を書いて選考につなげていきましょう。

以下の記事ではインターンの応募の際のエントリーシートの書き方や面接対策についても紹介しています。

本選考にも役立つ内容となっていますのでぜひご覧ください。

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この記事を書いた人Haya