はじめに
就活が上手くいかない、他の人と比べて自分は遅いと考えている人は少なくありません。
しかし、就活のやり方を見直すだけでもその効率は上がります。
効率が上がれば自由な時間が増えて、就活に向けてより綿密な準備ができると同時に学生生活を楽しむ時間を設けられるのです。
本記事では、就活をより効率的なものにするためのやり方について5つのステップで紹介していきます。
効率的な就活のやり方を理解して自分の就活を満足のいくものにしていきましょう。
目次
就活を始める前の準備
こちらでは就活を始める前の準備について紹介していきます。
就活スケジュールを立てる
就活スケジュールを立てることは就活を始める前の準備の1つです。
スケジュールを立てることで、今自分が就活におけるどの段階にいるのかを理解することができます。
またスケジュールに落とし込み、しなくてはいけないことを明確にすることで行動もしやすくなるのです。
事前にスケジュールを立てることで、余裕をもって就活にも臨めるでしょう。
ただ就活スケジュールを作りたくてもやり方が分からない学生は少なくありません。
そんな学生のために、以下の記事では就活スケジュールについて紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
身だしなみ
就活のための身だしなみも準備の1つです。
スーツや髪形など就活生に適した服装を心掛けないといけません。
就活直前で慌ててしまっても自分に合った服装を十分に準備できず、不格好なまま就活に臨むことになってしまう恐れもあるでしょう。
就活における印象というのはとても重要です。
特に、見た目の第一印象は就活全般を通したその人のイメージにつながる可能性があります。
事前に自分に合った就活生としての身だしなみを準備していきましょう。
就活に必要な道具
就活に必要な道具についても就活を始める前に準備する必要があります。
具体的にはビジネスバッグや筆記用具、書類関係で利用する証明写真などです。
また昨今はオンラインでの選考が多くなっていることから、パソコンやWebカメラなどの通信機器も準備が必要となります。
就活に必要な道具を事前に確認し、準備することでスムーズに対応できるように努めましょう。
【就活のやり方ステップ1】自分を知る
事前準備を終えたら、就活のやり方ステップ1として「自分を知る」ことを行います。
このステップの目的は文字通り「自分を知る」ことです。
学生の皆さんの中で、自分を知り尽くしているという人は数少ないのではないでしょうか。
実は、就活において自分を知るということはとても重要となります。
自己分析をしたり自分がやりたいことを知ったりすることで、就活の指針を決められるからです。
本章では、自己分析や自分がやりたいことを知る重要性について深堀りして紹介していきます。
自己分析
自己分析は就活における最初にするべき行動の1つです。
自己分析を行ううえで重要なのは、過去と未来の2つの視点に立って自分を見つめ直すことにあります。
過去の視点では自身の価値観や強みを、未来の視点では将来の自分をイメージしたなりたい姿を見出すことができるのです。
この2つの視点から得られる気づきは今後の就活のやり方でも活きてくるため、とても重要になってくると言えるでしょう。
本サイトでは自己分析に関する様々な記事を掲載しています。
いろいろな方法や考え方を紹介しているので自身に合った方法を探す参考にしてください。
自分の本当にやりたいことを知る
自分の本当にやりたいことを知るというのも重要な行動の1つです。
就職先の分野や今後のキャリアプランを考えるうえで、自分が本当にやりたいことについての分析は就活においても重要になります。
本当にやりたいことという目標が定まっている状態であれば次のステップでも方針が立てやすくなるでしょう。
また本当にやりたいことを理解できると、それを実現するための正しい努力の仕方が何なのか自分で考えることができます。
本当に自分がやりたいことを積極的に見つけ、自分自身を知っていきましょう。
以下の記事では本当にやりたいことの見つけ方に関して紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【就活のやり方ステップ2】業界や企業を知る
就活のやり方ステップ2は「業界や企業を知る」ことです。
このステップの目的は「業界の知識を得ることで自分の志望の業界や企業を知る」ことにあるでしょう。
ステップ1で自分を知った後は、自身がどの業界や企業で働きたいのかを知る必要があります。
業界や企業を知ることは、就活における企業側へのアピールに説得力を持たせるうえでも特に重要です。
企業側も意欲のある人に入ってほしいと考えるため、どれだけ業界や企業を調べられたかということも重視されるでしょう。
そのため、自分の働きたい業界や企業を見つけて理解することを目的に業界研究や企業研究を行うのです。
そこで本章では、業界や企業を知るために業界研究や職種研究・企業研究のやり方について深堀りして紹介していきます。
業界研究
業界研究では、業界の動向や主なビジネスモデルなどから業界について理解していきます。
世の中には様々な業界があるため、ステップ1で行った自己分析の結果から自分に合う業界を定めていく必要があるのです。
また、入社した後のミスマッチを防ぐ目的もあります。
自分のやりたい業界か、自分が入っても大丈夫な業界か見定めるためにも業界研究は重要です。
また業界の動向を知ることで、選考時の質問にもその事実を交えたアピールができるので積極的に調べていきましょう。
本サイトでは様々な業界研究記事を紹介しています。
入りたい業界が決まっている人や、まだ探している途中である人はぜひ参考にしてみてください。
職種研究
職種研究とは、事務や営業といった職種に関する研究を行うことです。
就活する企業を選ぶ際の観点として、業界ではなく職種から考える場合もあります。
例えばプログラマーやデザイナーなど決まった職種を目指す場合には、職種について調べてから業界研究に入るやり方もあるのです。
今後スキルアップのための転職を見据えている場合は、求人の多さを理解するうえでも職種研究は重要になってくるでしょう。
将来的に衰退する職種ではないか、手に職を付けられるのかなど幅広く調査をします。
これまで自分が知らなかった職種で興味を持てるものも多く発見できる機会にもなり得るでしょう。
自分の可能性を広げるためにも職種研究を行うことがおすすめです。
本サイトでは様々な職種研究記事を紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
企業研究
企業研究とは、就活で志望する企業を選定するために企業を研究することです。
業界研究で自分の入りたい業界が定まったら、興味のある企業について研究をして自分に合う会社なのかを明確にしていきます。
この企業研究で見たい主なポイントは「自分に合っているか」「安定しているか」などです。
業界研究でも述べましたが、自分に合っているかの判断は入ってから後悔しないためにも重要になります。
また安定しているかという観点では、就労・経営・給料など様々な面で確認が必要です。
就活における企業選びにも大きく役に立つため企業研究も入念に行いましょう。
本サイトでは企業研究についての記事も掲載しているのでぜひ参考にしてみてください。
【就活のやり方ステップ3】頻出質問の回答作成/インターン参加
就活のやり方ステップ3は「頻出質問の回答作成/インターンの参加」です。
このステップの目的は「就活エントリーが本格的に開始となるまでに用意しておきたい頻出質問の作成やインターンで実績を作る」ことにあります。
特に頻出質問の中にはどの企業でも聞かれる内容として、自己PRや志望動機が挙げられるでしょう。
これまでのステップでは自分や業界・企業を知るという基礎作りが主でした。
本ステップではそれらを発展させて自分だけのアピールを作るのです。
またインターンへの参加でも選考があるため、本ステップで作った自己PRや志望動機をすぐに試すことができます。
自己PRの作成
自己PRの作成では、ステップ1の自分を知ることで得た自身のアピールポイントを相手に伝える形にしましょう。
自己PRは企業に自分を売り込むために自分の強みをアピールする必要があります。
そのため、自分の強みをその企業でどう活かせるかなどといった具体性も求められるのです。
自己PRを作成するには、まず自分の強みや弱みを理解することが重要でしょう。
以下の記事で長所や強みを見つける方法を紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
志望動機の作成
志望動機ではその企業にどうして入りたいのかをまとめてアピールします。
企業が納得できる説得力のある志望動機を文章として作成することで、履歴書や面接での受け答えのレベルが上がるのです。
自分や業界・企業を知ったうえで志望動機を書かなければ中身の薄いものになってしまいます。
内容を充実させるためにも、ステップ1,2の手順をしっかりと踏んで考えましょう。
志望動機は選考を受ける会社ごとに変わってくるため、志望している会社の分だけ作成しておくことがおすすめです。
インターン参加
インターン参加では実際の就業体験によって得た経験や実績を、業界や企業のより深い理解につなげることが目的となります。
実務経験を積むことは、学歴よりも実績や実力を見るという昨今の就活トレンドの中でとても重要になるでしょう。
また、長期インターンは1年時から参加可能な企業も多く存在しているのです。
長期的に実務経験を積むことができるため、アピール材料として就活を有利に進めやすくなります。
長期インターンの経歴があればエントリーシートや面接の通過率が上がるだけでなく、そのまま内定に直結する可能性もあるのです。
【就活のやり方ステップ4】企業へのエントリー
就活のやり方ステップ4は「企業へのエントリー」です。
このステップの目的は「実際に就活の選考を受ける企業へ選考エントリーを行う」ことにあります。
企業側のエントリー条件などで会社説明会の参加が必須になっている場合が多いため、採用情報の理解が必要です。
また、エントリーシートの提出がエントリー条件になっていることもあるでしょう。
その場合はエントリーシートの書き方を理解する必要があるのです。
そこで本章では、会社説明会の参加やエントリーシートの提出について紹介していきます。
会社説明会参加
会社説明会へ参加することで、実際にその会社の社員から会社の情報に関する説明を受けることができます。
会社説明会でそのままエントリーシートを記入する場合もあるため、選考の一部であるという認識で参加するとよいでしょう。
会社説明会の情報は企業サイトや就活サイトから得られることがほとんどです。
企業へのエントリーが開始される時期については事前に調べておきましょう。
会社説明会に参加する利点として、その企業の社員の方と関われる機会を得られることが挙げられます。
実際の声を聞くことは本当にこの企業で働きたいかの判断材料にもなりますので、ぜひ参加してみてください。
エントリーシートの提出
エントリーシートの提出は会社説明会や就活サービスなどから提出が可能です。
エントリーシートは選考の書類選考の一部と考えられるため、そこで問われる質問に対してしっかり記入することが望ましいとされます。
エントリーシートでは自己PRや志望動機などを問われることが多いです。
前ステップで作成した自分の自己PRや志望動機をその企業の記入フォーマットに合わせて記載するとよいでしょう。
【就活のやり方ステップ5】選考対策
就活のやり方のステップ5は「選考対策」です。
このステップの目的はエントリー後に選考に通過するために、「筆記や面接などの選考対策を完了させる」ことにあります。
主な選考対策として学力試験対策や面接対策などが挙げられるでしょう。
これまでのステップはある意味、この選考対策のための下準備と言えます。
どれだけ準備してきたかがこのステップで出てくるでしょう。
本章では、実際の選考で主に行われる学力試験や面接対策などを深掘りして紹介します。
学力試験対策
学力試験対策とは、SPIなどの就活で利用頻度の高い学力試験の勉強を行うことです。
企業独自で試験される場合がありますが、昨今では多くの企業がSPIなどを導入して学力試験をしています。
SPIでは言語分野と非言語分野の2種類の問題が出題され、就活生の能力や性格を検査する試験です。
テスト形式も筆記やWebなど様々な形式に対応しており、多くの企業が採用しています。
このような背景からSPI対策はしていて損はありません。
面接対策
面接対策では、頻出質問に対する回答の準備や面接形式での練習などを行います。
面接選考は基本的にほとんどの企業で行われる選考形式であり、準備を行うことは就活を進めていくうえで非常に重要です。
特に質問対策は、準備を怠ってしまうと面接選考に落ちる可能性が大きく上がります。
また、実際に受け答えする練習も重要でしょう。
質問を準備してきても、発表する練習ができていないと本番で上手く対応できない場合が多いです。
そのため質問の回答準備、面接の受け答えの練習はどちらもおろそかにしてはいけません。
就活を上手く進めるためのコツ
最後に就活を上手く進めるためのコツを紹介します。
長期インターンに参加する
長期インターンに参加することは就活を上手く進めるコツの1つです。
就活のやり方ステップ3でも紹介したように、昨今では学歴以上に実績や実力を見られる傾向が高まっています。
そのため、長期インターンに参加すること自体が就活におけるアピールになるのです。
長期インターンにも選考があるので、インターン選考への挑戦がその後の就活のやり方ステップ5に活きてきます。
ただ、いざ長期インターンに参加しようと考えても探し方から概要まで分からないという学生も少なくありません。
本サイトでは長期インターンに関する記事も掲載しているのでぜひ参考にしてみてください。
就活サービスの活用
就活サービスの活用も就活を上手く進めるためのコツの1つです。
昨今のIT化によって、就活関連の情報収集や手続きのやり方などがWebサービスおよびアプリによって知ることができます。
今では就職活動において就活サービスの利用は常識となりつつあるのです。
特にスマホを持つ学生が増えた現在では、就活アプリを上手く利用するやり方が好まれてきています。
以下の記事でおすすめの就活アプリを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
本記事では就活のやり方をステップごとに紹介してきました。
就活のやり方を5つのステップで紹介してきたように、就活でやるべきことは実は予想よりも多いものです。
そのため、やり方を理解したらいち早く行動に移すことが今後の就活を効率的に進めるうえで重要になってきます。
就活は人生においてとても大きなイベントの1つとなるでしょう。
本記事で紹介したやり方を基に、就活にむけて効率的に取り組んでみてください。
また本サイトでは、他にも就活ノウハウについて様々な情報を紹介しています。
就活のやり方を更に深めたい、違う情報を知りたいという学生はぜひ参考にしてみてくださいね。
人気記事
就活イベント
シューブンでは実際に業界の仕事を体験するイベントを開催しております。
ゲーム形式でより具体的により楽しく、希望の業界について体験してみましょう。